三省堂 英語ホーム > 英語教育コラム > マンスリーコラム【2003年3月】 | ||||||||||||||||
コンピュータで自作プログラムを利用したいと思ったことがありませんか。今日は私が普段使っているプログラムを紹介しましょう。このWindowsのCドライブ(ルート)にあるtextfile.txtという名前のファイルに問題を作りたい文を入れます。このプログラムを動かすとその中にあるいくつかの単語を置き換えてCドライブに問題(question.txt)と答え(answer.txt)のファイルを作ります。textfile.txtの中にJohn and Mary have some books.という文があるとquestion.txtではそれがJohn ( ) Mary ( ) some books.となり、answer.txtではその部分がJohn (and) Mary (have) some books.となります。 これでリスニングやリーディングに使える穴埋め問題が作成できます。私は主にテープを聞かせながら穴埋めをするリスニングに使っています。特に前置詞のような弱形の聞き取りに使っています。リスニングに使う場合はテープ等が解答を言うので良いのですが、リーディングに使う場合は最初に合った単語以外に正解がある可能性がありますので注意してください。うっかり正解を×にしないように使ってください。 このプログラムは1行ずつ英語を読み込み、単語に切ってその単語が登録されているものと一致しているかを調べ、一致していたらquestion.txtには( )を、answer.txtには答えに( )をつけたものを保存していきます。登録されてない場合にはそのまま単語を保存していきます。すると上のようなものができあがります。 学校にあるビジュアルベーシック(VB)を利用します。バージョン6のものです。これ以外のバージョンの場合は少し違う点があるかもしれません。まずVBを立ち上げると新しいプロジェクトのメニューが出ます。「新規作成」「標準.EXE」を選んでください。 するとForm1がProject1の中に出てきます。左のツールボックスには20個くらいのアイコンが出ます。上には色々なメニューが出ます。20個のアイコンの右、上から3番目に「コマンドボタン」があります。これをクリック、次いで右のForm1に移動してプレス、四角い枠を描くようにドラッグして離します。するとコマンドボタンができあがります。このコマンドボタンをダブルクリックします。コマンドの内容が開きます。「Private Sub Command1_Click( )」と「End Sub」の間にカーソルが点滅します。次にブラウザに移動してこのコラムの下の「■プログラム」を表示させ、コピーで取り込みます。VBに戻って「Private Sub Command1_Click( )」と「End Sub」の間にpasteしてください。(上のメニューの中にpasteのアイコンがあります。) これで出来上がりです。上のメニューの右向き三角()を押してそのあと「command1」のボタンを押せばプログラムが実行され、すぐ終了します。 (ここからは中級者用) 今埋め込んである単語以外の単語を抜くにはプログラム7行目のb$( )=""を増やします。今は12個ですから増やすときは間を開けずに13,14,というようにb$( )の( )の中を増やしていきます。= の後ろには「"単語":」を半角で入れてください。いくつか入れたあと最後の数字を「KK=」の後ろに置きます(今は12です)。250個以上単語を入れる場合は3行目の「Dim a$(150), b$(250),c$(150):」のb$の後ろの数字をそろえて増やします。 さあ、この下の「■プログラム」を表示させ、コピーして(コンピュータ上で)使ってみてください。 ■プログラム(テキスト形式で別ウインドウに表示されます) 拓殖大学 見上 晃 ■バックナンバー |
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