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							 Harvest奈良支部も3年目を迎え、徐々に輪も広がってきたように思います。新年度になり、新しい出会いもあったかと思いますので、周りの先生方をお誘いいただき、ぜひご参加ください。今回は研究授業や論文執筆など、多くの場面で活躍されているお二人の先生方にご発表いただきます。悩みが出てくる1学期の終わりにぜひ一緒に学び合いましょう! 
  
第19回 元気の出る!奈良県英語教育勉強会 
 テーマ『Re:BOOUUNND やまとのゆふぐれ』 
  
発表者: 
 萩原 亘祐 奈良県立国際中学校・高等学校 
 井上真唯也 奈良女子大学附属中等教育学校 
  
【日時】2025年7月5日(土)14時~17時 
 【会場】やまと郡山城ホール 
 大和郡山市北郡山町211-3 
 【プログラム】時間や内容は変更になる恐れがあります 
 進行:事務局 山本 英樹(奈良県立奈良高等学校) 
 14:00 ~ 14:05 開会  
 開会挨拶:支部長 芳田 亮介(奈良県立国際中学校・高等学校) 
  
14:05 ~ 15:05 発表1 
 萩原 亘祐 奈良県立国際中学校・高等学校 
 『コミュニケーションを主体とした語彙指導と授業設計』 
 今回のワークショップ形式の発表では、教科書の新出単語の扱い方をメインに、コミュニケーションを主体とした授業設計を提案したいと思います。中学校の英語の教科書には、たくさんの新出単語があり、それらの扱い方に悩んでおられる先生方も多いと思います。語彙指導の際にも生徒との英語でのコミュニケーションを大切にし、内容理解やアウトプット活動に繋げるために工夫していることを共有できればと思います。 
  
15:05 ~ 15:20 休憩 
  
15:20 ~ 16:20 発表2 
 井上真唯也 奈良女子大学附属中等教育学校 
 『相手を意識した英文を発信する力の育成』 
 勤務校では、中学生の段階から自由度の高いWritingタスクに生徒たちに取り組ませていますが、次のような英文にしばしば出会います。 
 I played video games for a long time during the Golden Week holidays, so I was sleepy. 
 この英文には、I went to bed so late. といった理由を明示する文がなければ、英語としての展開が不十分に思えます。おそらく英語教師であれば、心当たりのあるタイプのエラーではないでしょうか。このように、読み手が言外の意味を推測することを前提とした、状況依存度の高い説明不足な表現は、生徒の英文によく見られます。こうした誤りに対して明示的な指導を行っても、すぐには改善されず、長期間にわたって繰り返されてしまうのが現状です。今回の発表では、生徒がよく書くこのようなエラーに対して、どのような指導が効果的かについて、先生方とともに考え、学びを深めたいと思っております。 
  
16:20 ~ 16:30 グループディスカッション・質疑応答 
 16:30 ~ 16:40 事務局連絡および閉会 
  
・お申し込みにはプライバシーポリシーへの同意が必要です。 
 ☆教員だけでなく、どなたでもご参加できます。 
 *大学生の方の会場参加は無料です。会場参加チケットをご購入いただき、参加時に会場で学生証をご提示ください(返金します)。 
 ★当日の参加不参加に関わらず、申込者には記録動画が共有されます。 
 ※オンライン参加の皆さんは、当日リアルタイム配信および、ブレイクアウトルームでのグループ討議を予定しております。 
  
【発表者紹介】 
 萩原 亘祐 奈良県立国際中学校・高等学校 
 奈良県立国際中学校・高等学校 教諭 
 国際教養大学 専門職大学院 修士課程修了。現職の中高教員として、授業改善のための実践研究を中心に行なっている。主に四技能のバランスの取れた授業設計、語彙指導に関心がある。主な論文として、”Using Flipped Learning to Design Communicative English Lessons in Junior High School(単著 関西英語教育学会紀要 2025)”などがある。また現在、勤務校の硬式野球部長も務める。 
  
  
井上真唯也 奈良女子大学附属中等教育学校 
 福岡県の県立高校での勤務を経て、現在の奈良女子大学附属中等教育学校に着任して11年目になります。勤務校では主に国際交流を担当し、国際会議等に生徒を引率してきました。その中で、生徒たちが国際会議の場でも十分に力を発揮できる英語力を育てたいと考え、指導に取り組んでいます。6年間の中等教育課程の中で、生徒たちが世界の同世代の高校生と対等にやりとりできる英語力をどのように育成するかに関心を持っています。豊かなインプットを重視した授業を土台に、生徒が「英語は楽しい!」と感じられる授業作りに試行錯誤しています。 
  
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