日々の外国語の授業でお悩みのことはありませんか。明日の授業が楽しくなる指導のヒントや、教科書の効果的な使い方などをご紹介します。
増渕真紀子 明星大学
2026年08月01日

前回(No. 4 「読む活動」の指導①)の「単語が一人読みできるまでのステップ」が順調に進んだら、次は英文を読む活動に進みます。このステップで一番大切なことは、「読もうとする言語材料に音声で十分に慣れ親しんでいること」です。本稿ではこのことを、言語材料を「聞いたとき」にその意味が十分に理解でき、「発話しようとしたとき」に児童が伝えたい意図に応じて言語材料を使うことができる状態であることと捉えます。よって、読む活動の前には、音声でのインプットを十分に与えていること、また、言語材料を何度も発話する言語活動の機会を確保していることが大切です。
文字の定着は個人差が大きく、定着していない児童には、「音声で言えても、文字だと読めない」状態が起こりやすくなります。そんな時にクイズ形式で楽しくできる「読む活動」をご紹介します。
虫食いセンテンス:音声と文字の結びつきを強化する活動

上のような、文の一部をイラストで隠したスライドを用意します。児童は、ちらりと見える文字の形とその単元内で学習した知識をもとに、①から順に文を読むことに挑戦します。その際、教師は「I we… この後どんな文字がきたかな?」等の声掛けをおこない、児童に文字へ注意を向けさせます。また、誰かに発表させたりせず、児童ひとりひとりがこの活動の中で文字と向かい合う時間を確保するようにします。このようにクイズ感覚で取り組ませることで、児童の「読む活動」へのハードルを下げ、児童の取り組もうとする姿勢を促すことができます。

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