序章
1 解釈は推論である
2 本著のオリジナリティはどこにあるか
3 二項対立的思考の危険性 ─危険であるからこそ、「思考力」を鍛える─
第1章 ─理論編推論の力を高める発問と展開─
1 選択式の発問が〈読みの力〉を高めるメカニズム
2 〈解釈〉と〈根拠〉と〈理由〉の三項の関係
3 なぜ、人は誤読するのか ─〈根拠〉と〈理由〉を分離することで見える「誤読」という現象─
4 科学の世界における仮説
5 語用論としての選択式の発問
第2章 ─実践編韻文実践─
1 短歌の実践「夕焼け空……」(島木赤彦)
2 詩の実践「岩が」(吉野弘)
3 詩の実践「居直りりんご」(石原吉郎)
4 詩の実践「喪失ではなく」(吉原幸子)
第3章 ─実践編小学校実践─
1 「お手紙」(アーノルド・ローベル/三木卓訳)
2 「白いぼうし」(あまんきみこ)
3 「ごんぎつね」(新美南吉)
4 「竜」(今江祥智)
第4章 ─実践編中学校実践─
1 「扇の的」 ─『平家物語』より─
2 「竹取物語」
3 「故郷」(魯迅/竹内好訳)
4 「トロッコ」(芥川龍之介)
5 「空中ブランコ乗りのキキ」(別役実)
終章
「序章」より
〈読み〉の授業を行う目的の一つは、〈読みの力〉を高めることにある。
にもかかわらず、授業の前後で〈読みの力〉が高まったかどうかを評価することは難しい。
一体、授業者は、子どもたちの〈読みの力〉をどのように高めたら良いのであろうか。
ひと言で〈読み〉といっても、音読にはじまり解読、解釈、批評、調べ読み等、様々な〈読み〉がある。
本著において筆者は、解釈することに射程を絞り、〈解釈する力〉を高めるための方途を述べる。…………
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