1952年 広島市生まれ。
1974年 広島大学教育学部卒業。広島大学教育学部附属福山中・高等学校教諭。
1983年 広島大学附属中・高等学校教諭。
1991年 愛媛大学教育学部助教授(国語教育学)。1996 年、同教授。
1997年 愛媛大学教育学部附属幼稚園長。2001年3 月まで。
2003年 愛媛大学教育学部附属小学校長。2007年3 月まで。
2012年 愛媛大学教育学部長。2016年3 月まで。
2015年 愛媛大学副学長(附属学校担当)。
2017年 愛媛大学名誉教授・特命教授・副学長(附属学校担当)。
○所属学会等
全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、日本教師教育学会、日本近代文学会、日本俳句教育研究会(会長)等。
○著書
『高等学校国語科学習指導研究』(溪水社 1992)、『中学校国語科学習指導の展開─表現活動を中心に─』(三省堂 1993)、『「話す・聞く」の実践学』(三省堂 2002)、『「読む」ことの再構築』(三省堂 2002)、『国語教室の実践知─確かな学びを支える25 のキーワード』(三省堂 2006)、『国語教育実践の基底』(三省堂 2016)等。
はじめに
Ⅰ 【総論】授業研究のねらいと方法
Ⅱ 【提案授業1】豊かな文学世界の享受と言葉の力の獲得-芥川龍之介「蜜柑」(高校一年)-
Ⅲ 【提案授業2】文学として味わう「古文」(伊勢物語)-現代語訳・課題の在り方を中心に-
Ⅳ 【提案授業3】味読・批評を見通した評論の学習指導 -松沢哲郎「想像する力」の実践を通して-
Ⅴ 【提案授業4】 高村光太郎「レモン哀歌」の指導 -詩の「楽しみ方」を求めて-
Ⅵ 【実践報告】小説教材を導入に生かした学習指導 -「藪の中」「新聞記事」(高二)の場合-
Ⅶ [講演記録]国語科学習指導における発問の意義と課題
あとがき
初出一覧
「はじめに」より
中・高等学校の現場から大学に移り、すでに四半世紀以上経た。その今だからこそ、自身、ああしてみればよかった、こんな事はできないだろうか、といった思いは強い。本書は、そういった思いを、ささやかながら具体的実践に結びつけようという試みである。
もとより、研究的に最前線の提案だとは言えない。理論研究の実践的検証というほどのものではない。しかし、少なくとも理論的、原則的には語られながらも、現場実践として広く定着しているわけではない課題について、現場の先生方になんらかの提案ができたのではないかと考えている。
授業についてはインターネットを通して動画を見ることができるようになっている。授業の呼吸のようなところまでさらけ出すことの恥ずかしさはあるが、だからこそ気づいていただけるところもあるかもしれない。高校の授業記録が少ない現状の中で、研修材料として批評対象となるようであれば、筆者の意は尽くされたと言ってよい。ご批正いただければ幸いである。
三浦 和尚
先生向け会員サイト「三省堂プラス」の
リニューアルのお知らせと会員再登録のお願い
平素より「三省堂 教科書・教材サイト」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
サービス向上のため、2018年10月24日にサイトリニューアルいたしました。
教科書サポートのほか、各種機関誌(教育情報)の最新号から過去の号のものを掲載いたしました。
ぜひご利用ください。