【令和7年度版 NEW CROWN】「主体的に学習に取り組む態度」は、「思考・判断・表現」と一体的に評価すると言われていますが、具体的にどのように「一体的」に評価するのでしょうか?
パフオーマンステストは「思考・判断・表現」を評価しますが、その課題を完遂できれば、必要な「粘り強さ」「自己調整」があり、主体的学習ができたと解釈します。ただ、自己調整しても課題を完遂できない場合もありますが、その際は「ふり返り」の記述と生徒の行動観察を加味し、「思考・判断・表現」がCでも、主体性はBとすることができます。
【令和7年度版 NEW CROWN】すでに「自己調整」できている生徒とそうでない生徒では、調整力の伸び幅が異なります。この2人の違いをどう評価したらよいでしょうか?
「自己調整」は、生徒のふり返りの分析と教師の学習行動の観察を、評価基準に基づいて評価するので、各自の伸び幅の差は原則的に無関係です。主体性が著しく高まった生徒を高く評価したくなりますが、あくまで基準に基づき評価します。大半の生徒が基準を満たすようになれば、より高度な自己調整能力の育成を目指し、学習目標の設定、学習状況のモ=ターと調幣、成果のふり返りができるように支援することが考えられます。
【令和7年度版 NEW CROWN】パフォーマンステストで「思考・判断・表現」の評価がCの生徒を、限られた時間の中でどのように支援すればよいでしょうか?
「思考・判断・表現」の評価が「C、努力を要する」の場合は、
①テスト結果を見直し、満たせなかった評価条件について、内容を修正させてリトライさせることが考えられます。
②「知識・技能」が不十分で「思考・判断・表現」の条件を満たせない(課題が難しく英語力が追いつかない)場合は、身近な話題に変更するなど、課題のレベルを下げることも考えられます。
いずれにせよ、「失敗」で終わらせない指導・支援のしくみを作りたいですね。
【令和7年度版 NEW CROWN】パフォーマンステストでは、単元で取り組んだことを評価するので、Cがつくことがほとんどないのですが、それでよいのでしょうか?
指導の結果が生徒のパフォーマンスに成果として表れ、全員がB評価以上なのであれば、すばらしいことです。観点別絶対評価では、A,B, Cに一定数を割り振る必要はありません。ただし、大半の生徒がA評価になる場合は、指導目標や内容、B評価の基準(=評価規準)を見直すべきかもしれません。具体的には、評価の基本構成は変更せずに、話させたり、書かせたりする話題やテーマのレベルを少し難しいものにするなどが考えられます。
【令和7年度版 NEW CROWN】パフォーマンステストは「内容面」を評価すると言いますが、具体的に何を評価したらよいのでしょうか?
評価タスクを完遂するための「条件」を「内容面」と考えてください。つまり、「どんな場所やイベントか」「そこでできることは何か」を伝えられたか否かを「内容面」と捉えて評価します。目的や場面、状況に対して適切であれば、それ以上の内容の「質」を評価することはありません。なお、授業で調査活動などをさせて、その結果の発表を評価する場合はその限りではありません。
【令和7年度版 NEW CROWN】パフォーマンステストはいつ行えばよいのでしょうか?
単元末の言語活動が「書くこと」「話すこと」の場合は、単元を終えたタイミングでパフォーマンステストを行うことができます。その活動の目標に基づいて、類似のタスクを作成します。時間がかかる「やり取り」のテストは、生徒に十分なフィードバックをすれば、学期に一度程度で十分です。複数回できるようであれば、フィードバックを指導に生かすために、学期のはじめに実施するのもよいかもしれません。
【令和7年度版 NEW CROWN】文法事項の「知識・技能」の定着が不十分な中で、言語活動を評価することに抵抗があります。
文法エラーが多い発話ばかりのパフォーマンステストを経験すると教師も落胆するものですが、エラーだらけのパフォーマンスを「学習の結果」ではなく「学習のスタート」だと考えましょう。習いたての文法を使い始めたばかりです。大切なのは、エラーに気づいて、修正してリトライする機会を指導に組み込むことです。また、発話できない生徒には、タスクのレベルを下げると、発話できるようになる可能性があります。
【令和7年度版 NEW CROWN】語彙の知識は、単語テストで十分でしょうか?
英語のつづりと意味を問う単語テストだけでは、音声知識や文中での使われ方など、「生きて働く」ための語彙知識を評価できているとは言えません。知識の不活性化問題(知っているけれど使えない)を招かぬよう、実際に発表させたり、聞かせたりしながら評価することが適切です。音声の評価は、音読活動を通して行うほか、パフォーマンステストの際に「思考・判断・表現」とあわせて「知識・技能」として評価することもできます。
【令和7年度版 NEW CROWN】5つすべての領域で「知識・技能」をテストするのは大変です。何かよい方法はありますか?
語彙や文法の知識は、必ずしも特定の技能に限定されるわけではありません。一方で、「技能」を切り離さず「生きて働く知識・技能」としてすべての領域で評価する方がよいというのも確かです。例えば、語彙や文法は、筆記テストの「聞くこと」「読むこと」「書くこと」のどの問題の中でも評価できます。音声であれば、授業中の音読活動を通して、長期的に観察・評価することができます。その場合、生徒が音読する中、先生が巡回しながら個々の発音の特徴を分析・指導し、評価します。
【令和7年度版 NEW CROWN】「流暢さ」はどの観点で評価するのでしょうか?
「流暢さ」は「正確さ」と同様に、知識・技能になるでしょう。ただ、「流暢さ」をどう定義するかは問題です。発話の速度や不自然な沈黙の有無だと捉えられることがよくありますが、他にも文法、語彙、発音の適切さなど、話者間の理解しやすさに寄与するさまざまな要素が関わる、総合的な概念といえます。これらの「流暢さ」を指導目標とすることには意義がありますが、評価の際は、不自然な長い沈黙を避ける工夫をするなど、話者として協働的な様子を評価するのがよいでしょう。
【令和7年度版 NEW CROWN】1つの単元で、すべての領域を評価する必要はありますか?
NEW CROWNのレッスンには、「話すこと[発表]」「書くこと」「読むこと」いずれかのGoal Activity(単元の目標となる言語活動)が設定されていて、思考・判断・表現の評価はGoal Activityに準じた言語活動を通して行います。1単元につき1領域の思考・判断・表現の評価を行う設計ですので、Take Action! で評価する「聞くこと」などとあわせて、すべての領域の評価が揃うのは学期末になります。知識・技能の評価も、指導の直後にすぐ評価するのではなく、定期テストで総括評価するなど、総じて評価しすぎにならないよう留意しましょう。
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【令和7年度版 NEW CROWN】指導書以外に、サポートはありますか。
「教師用指導書」または「指導者用デジタル教科書(教材)」をご採用いただいた学校向けに、専用ウェブサイト「ことまな学校サポートサイト」をご用意しています。サポートサイトでは、デジタル教科書のアップデートのご案内に加えて、指導書付属データや、授業で活用できる素材をダウンロードすることができます。学校ごとに問い合わせフォームを用意してありますので、お気軽にお問い合わせください。
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【令和7年度版 NEW CROWN】自律的な学習者を育てるための工夫はありますか。
巻末資料のCan-Doリストでは学年の学びについて、各単元のとびらではLessonでの学びについて、それぞれ見通しを立てることができます。特にLessonは、Goalに向かって段階的に学んでいく構成になっているので、生徒が自ら考えながら学習を進めことができるようになっています。
また、わからないことを調べたり、学習をより深めたりできるように、教科書の巻末資料や、学習者用デジタル教科書など、一人一人の学び方に合わせたサポートを提供しています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】「協働的な学び」には、どのように対応していますか。
Partでは、Small Talk、Exercise、Think about Yourselfと、ペアで伝え合う活動を基本とすることで、協働的に学習を進める土台作りができるようにしました。また、Goal ActivityやProject には、文章を書いてペアで交換し、感想を言ったり、アドバイスをしたりするようなステップを設けました。こうすることで、相手が書いた文章のよい点を見習ったり、留意点に気づくように促したりすることができます。
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【令和7年度版 NEW CROWN】「個別最適な学び」には、どのように対応していますか。
生徒が自分のペースで学習できるコンテンツを、QR コードや学習者用デジタル教科書で提供します。また、授業で学んだ文法事項を復習するときに使えるLanguage Focus、語彙や音読などの「学び方」を提案するFor Self-study など、学びをサポートする資料ページを充実させています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】ALTとのTeam Teachingにどのように対応していますか。
教師用指導書に、教科書の言語材料を使ったアクティビティーワークシートを収録しています。英語での指示例が示されているため、ALT とのTeam Teaching にもご活用いただけます。また、教科書の言語活動であれば、Take Action! やSmall Talk Plus は各1 時間配当のため、Team Teaching の授業に取り入れやすくなっています。なお、『Teacher’s Book』(朱書)には、日本語の指示文を英訳したものを掲載しています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】ラウンド制で指導することはできますか。
ラウンド制の指導では、1年間の授業の中で、切り口を変えながら、1冊の教科書を5回くり返します。新しい教科書では、Scene 1, 2を設定したことで、教科書本文のストーリーがこれまで以上に味わい深く、豊かになっています。そのため、教科書本文を5回くり返すラウンド制の指導とも相性がよく、最後まで楽しみながら学ぶことができます。
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【令和7年度版 NEW CROWN】二学期制に対応していますか。
長期休暇は1年間に3回ありますので、その休暇を目安にそれぞれの単元を振り分けています。また、評価についても、単元での学習に合わせてパフォーマンステストを行うことができるようになっていますので、二学期制であっても問題なく取り組んでいただけます。
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【令和7年度版 NEW CROWN】教科書に対応したCan-Doリストはありますか。
Can-Doリストは、各学年の教科書巻末に掲載しています。また、年間指導計画用資料や、パート別の目標と評価基準例、ふり返りシート、定期テストに使えるリスニングやリーディングの素材などは、教師用指導書や「ことまな学校サポートサイト」でご提供します。
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【令和7年度版 NEW CROWN】どのように評価しますか。
中学卒業時や学年ごとのCan-Doリストをもとに、Lessonごとに目標を設定し、目標を達成するために必要な言語材料と言語活動を配置するというように、教科書の構成や内容をバックワードでデザインしています。Lessonでは、目標となる言語活動(Goal Activity)に向かって段階的に学びを進め、「知識及び技能」と「思考力・判断力・表現力」を同時進行で育成できるようなっているため、学習のどのプロセスにおいても、「知識・技能」と「思考・判断・表現」の評価を行うことができます。
しかし、Lessonを通して2つの観点を同じ比重で評価するわけではありません。文法事項などの言語材料の習得や小さめの言語活動に取り組むPartの評価では、「知識・技能」の比重が高く、「思考・判断・表現」の比重は低くなります。一方、言語の機能を活用して活動を行うSmall Talk Plusや、大きめの言語活動に取り組むGoal Activityの評価では、「知識・技能」の比重は低く、「思考・判断・表現」の比重が高くなります。
Lesson外に配置されている、Take Action!、Reading Lesson、Projectの評価も、Goal Activityと同様に、「知識・技能」の比重が低く、「思考・判断・表現」の比重が高くなります。
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【令和7年度版 NEW CROWN】QRコードから使えるコンテンツは、学習者用デジタル教科書でも使えますか。
はい。学習者用デジタル教科書では、紙面に付されたアイコンを使うことで、必要なコンテンツにすばやくアクセスし、活用することができます。
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【令和7年度版 NEW CROWN】教科書のQRコードでは、どのようなコンテンツが提供されていますか。
QRコードから、次のようなコンテンツを活用することで、生徒一人一人の学習状況や興味や関心に応じて、個別最適な学びをサポートしています。
◯本文:音声、テキスト、写真やイラストなど
◯動画:題材の関連資料、文法解説、本文のアニメーションなど
◯練習:基本文のドリル、語句や表現、発音のチェックなど
◯資料:発音図鑑、英和辞典など
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【令和7年度版 NEW CROWN】デジタル教科書・教材のラインナップはどのようになっていますか。
生徒用として「学習者用デジタル教科書」と「学習者用デジタル教材」を、教師用として「指導用デジタル教科書(教材)」をそれぞれご用意しています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】StarterやMy Dictionaryはどのように扱えばよいですか。
Starterでは、前半の1〜4で、ゲーム要素のある活動に取り組みながら、小学校で学んだ語句や表現を思い起こしたり、後半の5〜6で、小学校で学んだ英語の文字の読み方と書き方をふり返ったりします。これらの活動への取り組みの様子を観察することで、小学校での学びがどの程度身についているか、確認することができます。
My Dictionaryは、小学校で学んだ語句や表現を収録した絵辞典になっています。Starterだけでなく、Lesson 1以降も継続的に活用することで、1年間を通して小学校で学んだ語句や表現の定着を図ることができます。
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【令和7年度版 NEW CROWN】小学校との連携について、工夫していることはありますか。
小学校での学びを生かし、中学校での学びへとスムーズにつなげられるように、1年冒頭StarterとMy Dictionary、Lesson 1~4を小中連携パートとして位置づけています。ここでは、小学校と同じように、身近なことや日常的な話題について、英語を聞いたり、話したりすることから始め、小学校で学んだことをていねいにふり返ります。また、聞いたり、話したりしたことに関連する英文を読んだり、自分のことについて英語で書いたりすることで、段階的に中学校での学びにつなげられるようになっています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】小学校で学習した言語材料はどのように扱っていますか。
語彙
小学校で学習したとみなす語彙(600~700語)は、小学校外国語活動教材『Let’s Try!』、小学校英語教科書などを分析して、精選しました。そのうち、すべての中学生にとって、活用を目指す発信レベルの語彙は教科書の本文中で扱い、側注のNew Wordsに別枠で取り上げています。それ以外の語彙については、巻末資料「いろいろな単語」に掲載しています。
表現(文法事項)
小学校で学んだ表現は、1年冒頭のStarterとLesson 1~4の中で、ふり返りながら学習することができるようになっています。ただし、1年Lesson 4の I went to …. や Where do you want to go? については、小学校と同じような活動に取り組む程度にとどめ、1年Lesson 7で一般動詞の過去形を、2年Lesson 3でto不定詞を、それぞれ改めて学ぶことができるようになっています。
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【令和7年度版 NEW CROWN】ライティングはどのような配置・配列になっていますか。
メインレッスンにPart(Exercise Write、Think about Yourself)、Goal Activity(Write)を設けています。
Part:
Exercise Writeでは、TalkやSpeakでやり取りしたり、発表したりしたことを書き留めます。
Think about Yourselfでは、Scene 1, 2の内容について感じたことや、自分に結びつけて考えたことを、2~3文で話したり、書いたりします。
Goal Activity(Write):
「書くこと」の領域に対応した、レッスンの目標となる言語活動です。構成を意識して内容を整理したり、「型」を参考に文章を組み立てたりして、自分の考えや意見を書きます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 言語活動
【令和7年度版 NEW CROWN】リーディングはどのような配置・配列になっていますか。
メインレッスンにPart(Scene 2、Listen & Read)、Goal Activity(Read)を、サブレッスンにTake Action! Read、Reading Lessonをそれぞれ設けています。
Part:
Scene 2では、Scene 1 からつながるストーリーの展開や結末を楽しみながら聞いたり、英文を読んだりします。 Listen & Readでは、Scene 2の英文を聞いたり、読んだりして、その要点や概要を捉えます。
Goal Activity(Read):
「読むこと」の領域に対応した、レッスンの目標となる言語活動です。「説明文」「意見文」「物語文」の3つのジャンルの英文を読んで、その概要や要点を捉えます。
Take Action! Read:
第1学年に3回、第2学年に2回、第3学年に2回を配置。さまざまなジャンルやテキストタイプの英文から、条件や要望をもとに、必要な情報を読み取ります。
Reading Lesson:
第1学年に2回、第2学年に3回、第3学年に3回を配置。文学作品や、社会的な話題の説明文などを読んで、ことばや文化への関心を高めたり、社会的な課題について考えたりします。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 言語活動
【令和7年度版 NEW CROWN】スピーキングはどのような配置・配列になっていますか。
メインレッスンにPart(Small Talk、Exercise Talk / Speak、Think about Yourself)、Small Talk Plus、Goal Activity(Speak)を、サブレッスンにTake Action! Talkをそれぞれ設けています。
Part:
Small Talkでは、Part のテーマや題材に関連した身近な事柄について、持っている知識や、既習の言語材料を使ってペアで即興のやり取りを行います。
Exercise Talk / Speakでは、Listenで聞いた文を参考に、基本文を活用してペアやグループでやり取りしたり、発表したりします。
Think about Yourselfでは、Scene 1, 2の内容について感じたことや、自分に結びつけて考えたことを、2~3文で話したり、書いたりします。
Small Talk Plus:
レッスンの題材に関連したテーマについて、ペアで対話を行いながら、会話を継続したり、深めたりするためのストラテジーやスキルを体系的に学びます。
Goal Activity(Speak):
「話すこと[発表]」の領域に対応した、レッスンの目標となる言語活動です。音声やデリバリーなどの伝え方を工夫し、自分の考えや意見を、相手に伝わるように発表します。
Take Action! Talk:
第1学年に4回、第2学年に4回、第3学年に4回を配置。会話の場面と言語の働きを意識しながら即興でやり取りし、道案内などの特定の場面で目的を達成したり、簡単な話し合いを行って議論を深めたりします。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 言語活動
【令和7年度版 NEW CROWN】リスニングはどのような配置・配列になっていますか。
メインレッスンにPart(Scene 1、Exercise Listen、Listen & Read)を、サブレッスンにTake Action! Listenをそれぞれ設けています。
Part:
Scene 1では、LessonやPartで展開されるストーリーを楽しみながら聞いたり、英文の中からターゲットとなる基本文を取り出して明示的な理解へとつなげたりします。
Exercise Listenでは、文脈のある短い会話や説明を聞いて、基本文の意味や形が理解できているかどうかを確認します。
Listen & Readでは、Scene 2の英文を聞いたり、読んだりして、その要点や概要を捉えます。
Take Action! Listen:
第1学年に5回、第2学年に5回、第3学年に5回を配置。さまざまなジャンルのオーセンティックな英文を聞いて、目的や場面、状況に応じて、「聞き手が必要な情報」「話の全体的な内容(概要)」「話し手が伝えたいこと(要点)」を聞き取ります。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】2・3年のLesson 1はどのように扱えばよいですか。
1年の初めに小学校と中学校の学びをつなぐ単元があるように、1年と2年、2年と3年をつなぐ単元を設けることで、よりスムーズに新しい学年の学習を進めることができます。特に3年においては、Lesson 2 で「現在完了進行形」の学習に入る前に、2年の最後に学んだ「現在完了形」を確認することで、意味や使用場面、形の違いに着目させながら、理解を図ることができます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】Projectはどのように扱えばよいですか。
Projectは、第1学年に3回、第2学年に3回、第3学年に3回を配置しています。さまざまな領域や技能を統合した活動に取り組み、事実や自分の考えを整理して、話したり、書いたりします。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】Goal Activityはどのように扱えばよいですか。
Goal Activityには、活動のメインが発信領域(書くこと/話すこと)のものと、受容領域(読むこと)のものがあります。それぞれの領域に合わせてレッスンを構成することで、Goal Activityで必要な「題材や場面設定」「語句や表現」「文章構成や展開」を段階的に学んだ上で、Goal Activityに取り組むことができるようになっています。
発信領域のGoal Activityでは、構成を意識して文を組み立て、自分の考えや意見を書いたり、音声やデリバリーを工夫し、相手に伝わるように発表したりします。
受容領域のGoal Activityでは、「説明文」「意見文」「物語文」の3つのジャンルの英文を読んで、その概要や要点を捉えます。また、読んだ内容を自分に結びつけて考え、書いたり、話したりします。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】Small Talk Plusはどのように扱えばよいですか。
Small Talk Plusでは、各レッスンの題材に関連したテーマについて、ペアで対話を行いながら、会話を継続したり、深めたりするためのストラテジーやスキルを体系的に学ぶことができます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】Side Storyはどのように扱えばよいですか。
Side Storyでは、PartのScene 1, 2で展開されたストーリーのこぼれ話や補完的なエピソードを取り上げています。Partとは場面が異なるサイドストーリーの展開や結末を楽しみながら聞いたり、読んだりします。また、自然な流れの会話から基本表現を取り上げ、Exerciseの練習活動へとつなげます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】PartのScene 1とScene 2はどのように扱えばよいですか。
Scene 1, 2は、それぞれ目的や場面、状況などが明示されており、単元の学習のゴールとなる言語活動(Goal Activity)に向けた一連のストーリーになっています。また、Scene 1, 2で使われている語句・表現や文章構成などもGoal Activityで活用できるようになっています。
Scene 1では、既習の言語材料を使った聞く活動を行います。無理のない十分なインプットから基本文を導入し、Exerciseの練習活動へとつなげます。また、Scene 2のストーリーへとスムーズにつながるように、題材や場面、状況の橋渡しをします。
Scene 2では、Scene 1からつながるストーリーの展開や結末を、楽しみながら聞いたり、読んだりします。また、英文の概要や要点を捉えるListen & Readや、英文の内容を自分のことに結びつけて考え、表現するThink about Yourselfの活動につなげます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の構成
【令和7年度版 NEW CROWN】新しい教科書はどのような構成になっていますか。
従来のように練習と活用の段階を分けるのではなく、レッスンの序盤から言語活動(≒活用の段階)を取り入れ、両者を同時進行的に行うことで、練習と活用の相互作用によって、効果的に学ぶことができます。また、レッスンごとに「発信」または「受容」の領域を選択し、目標となる言語活動(Goal Activity)を設定しました。それぞれの領域に合わせたレッスン構成とすることで、とびらからゴールに向かって段階的に学びを進めることができるようになっています。
これにより、新しいNEW CROWNでは、「まず使ってみる、そしてもっとうまくいくように練習する」とか、「習ったらすぐに使ってみる、使ってみてうまくいかなかったら練習する」というような、フレキシブルな学習スタイルを実現することができるようになっています。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の難易度・分量 中学校 英語 言語活動
【令和7年度版 NEW CROWN】言語活動について工夫していることはありますか。
従来の教科書で扱っている全ての言語活動について、配当時間や配置・配列、取り組みのプロセス等を見直し、新しい教科書で扱う言語活動を精選しました。また、各レッスンの目標となる言語活動(Goal Activity)は、レッスンごとに「発信」または「受容」の領域を選択し、それぞれに合わせて、レッスンを目標からバックワードでデザインすることで、Goal Activityに向かって段階的に学びを進めることができるようになっています。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の難易度・分量 中学校 英語 文法・語彙
【令和7年度版 NEW CROWN】文法事項や文構造の扱いについて工夫していることはありますか。
2・3年のLesson 1を復習レッスンとすることで、1年と2年、2年と3年をスムーズにつなぎ、新しい学年の学習を始めることができるようになっています。特に3年では、Lesson 2で「現在完了進行形」の学習に入る前に、2年の最後に学んだ「現在完了形」をふり返ることで、使用場面や、意味と形の違いなどを比較しながら、理解を図ることができます。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の難易度・分量 中学校 英語 文法・語彙
【令和7年度版 NEW CROWN】語彙指導について工夫していることはありますか。
側注のNew Wordsでは、中学校で学ぶ発信語彙(622語)を太字で示したり、小学校で学んだ発信語彙(374語)をNew Wordsの下に太字で示したりして、発信を目指すものと受容に留めるものとを分けて提示することで、軽重をつけながら語彙を学べるようになっています。なお、小学校で学んだ発信語彙(374語)は、すべて教科書の本文中で扱っています。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の難易度・分量 中学校 英語 文法・語彙
【令和7年度版 NEW CROWN】語彙はどのように選定していますか。
CEFR-J(A1・A2)の語彙リスト、主要辞書のコーパス、中学校英語教科書、小学校英語教科書、学習者コーパスなどを分析して、掲載すべき語彙を精選し、小学校で学習したとみなす語彙(600~700語)と、中学校で学習する語彙(1,600~1,800語)を設定しています。
また、学習指導要領では、生徒の発達段階に合わせて、理解に留める受容レベルの語彙と、活用を目指す発信レベルの語彙とを見極めながら指導することが求められています。NEW CROWNでは、小学校と中学校で学ぶ語彙に、発信語彙コーパスをかけ合わせ、小学校で学ぶ語彙のうち374語を、中学校で学ぶ語彙のうち622語を、中学生にとっての発信語彙として設定しています。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書の難易度・分量
【令和7年度版 NEW CROWN】各学年の配当時数はどのようになっていますか。
第1学年は97時間、第2学年は95時間、第3学年は93時間です。年間140時間の70%程度で終えられるようになっています。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書全体
【令和7年度版 NEW CROWN】表紙のコンセプトは何ですか。
3年間の中学校生活で、さまざまな人や文化と出会い、新しい世界や社会を探求しながら学び、無限の可能性を秘めた未来へとはばたいてほしいという願いをこめました。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 教科書全体
【令和7年度版 NEW CROWN】NEW CROWNの編修方針(理念)は何ですか。
英語教育を通して、確かな学力、国際社会に対応できる資質・能力と、豊かな人間性を育成することです。
NEW CROWN が育てる4つの力
ことばを使う力
ことばを使うことは、思いを伝えること。ことばを使って理解し、表現し、伝え合いながら、実際のコミュニケーションで活用できる確かな英語力を育成します。
他とかかわる力
かかわることは、互いを認め合うこと。さまざまな人や文化などに触れながら、社会の多様性を理解し、かかわっていく力と、豊かな心を育成します。
考える力
考えることは、自分と向き合うこと。さまざまな活動を通して、目的や場面、状況に応じてコミュニケーションを図る力と、論理的・批判的に考える力を育成します。
学びに向かう力
学ぶことは、自分の可能性を広げること。多様な学び方を経験しながら、学ぶことを楽しむ心と、主体的・協働的に学ぶ力を育成します。
カテゴリ 中学校 英語 中学校 英語 文法・語彙
以前提供していた英語のワークシートはもう提供していませんか?
三省堂ではそれぞれの時期に先生方にお使いいただけるワークシートを作成してホームページでご提供しています。申し訳ございませんがそれぞれのワークシートは提供する期間内のみのご提供とさせていただいております。
ちなみにお問い合わせの多いワークシートは、以下の中学校英語の文法が学べるワークシートです。参考までにダウンロードできるようにしておりますが、こちらのワークシートは、平成24年度版NEW CROWNに対応して作成されたものです。内容や構成は当時の教科書および学習指導要領に基づいております。ご使用にあたりましては、現行の学習指導要領や現在ご使用中の教科書の内容に合わせて、必要に応じてご調整・ご加工のうえご活用いただけますと幸いです。
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教科書の紙面などを利用するにはどうしたらよいでしょうか。
教科書には多くの著作権者が関わっております。利用される際は、「教科書著作権協会」にお問い合わせください。「教科書著作権協会」のサイトにて、教科書の利用と許諾、申請についてご案内しております。
(参考)教科書著作権協会
http://www.jactex.jp/
学校教育における教科書利用(授業動画配信等)については以下の記載(教科書著作権協会のホームページより)もご確認ください。
【学校教育における教科書利用について】
※教科書著作権協会ホームページ(http://www.jactex.jp/ )より
1.2020年4月28日の改正著作権法第35条施行に伴い、各学校の教員等が、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(略称SARTRAS)が公表する「運用指針」に基づき第35条の要件を充たす方法で、教科書を利用した教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、著作権者の許諾が不要となります。ただし、公衆送信でのご利用をされる際にはSARTRASへの届出が必要となりますので、詳しくはSARTRASホームページ(※)をご確認ください。
※SARTRAS:https://sartras.or.jp/
2.一方、教育委員会等が教科書を利用して教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、改正著作権法第35条施行後も著作権者の許諾が必要です。当協会会員の教科書を利用する場合には、SARTRASではなく、当協会へ事前に「教科書利用許諾申請書」の提出が必要となりますので、ご注意ください。
カテゴリ 中学校 国語 教科書全体 中学校 書写 教科書全体 中学校 英語 教科書全体
前年度からの供給本の訂正箇所を知りたいのですが。
教科書の訂正に関しては、文部科学省の許可を経て訂正をしております。年度末までに「訂正のお知らせ」をご送付しておりますが、以下のページでもご確認になれます。
●教科書訂正のご案内
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拡大教科書を作成していますか。
教科書の活字を大きくするだけでなく、内容のまとまりを捉えやすいようレイアウトを工夫するなど、よりよい拡大教科書の制作に努めています。また、ボランティア団体等の「教科用特定教科書等」の作成を支援するため、文部科学省を通じて教科書のデジタルデータの提供を行っています。
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【令和7年度版 現代の国語】総ルビの教科書はありますか?
印刷・製本された総ルビの教科書は制作しておりませんが、『現代の国語』学習指導書の「データ資料集DVD」には、教科書紙面の総ルビPDFを収録しています。
また、「ことまな学校サポートサイト」では、「読むこと」教材の本文データの総ルビファイルも順次ご提供してまいります。
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【令和7年度版 現代の国語】1年「故事成語」の「矛盾」の書き下し文が、一般的な形での書き下し文でないのはなぜですか?
教科書の「故事成語―矛盾」のページ上段に示した文章は、書き下し文そのものではなく、教材の本文として位置づけているものです。中学校で初めて漢文を学習することの負担を考慮して、教科書に掲載している他の教材と同様の表記の基準により、常用漢字表外の漢字については、原則として平仮名で表記しております。
教科書の本文、特に古典教材の本文は、学習者がノートなどに書き写すことも多く行われます。1年生という段階でもあり、常用漢字以外の漢字、特に「鬻ぐ」のような難しい漢字を手書きすることが負担になることも考えられますので、このような表記で教材化しました。
なお、1年「故事成語」の一般的な形での書き下し文は、教師用指導書本冊の当該ページにて掲載しております。また、「ことまな学校サポートサイト」では、書き下し文のWordファイルもご用意しております。
https://www.sanseido.jp/support/login
カテゴリ 中学校 国語 中学校 国語 教科書全体 中学校 国語 表紙
【令和7年度版 現代の国語】表紙のコンセプトは何ですか?
3学年共通で、「想像力をはたらかせると、今まで見えなかった景色が浮かんでくる。言葉を深く知ると、世界はより鮮やかに見えてくる。」というテーマで作成しました。
日常の何気ない景色を見ていても、豊かな想像力によって、物語の世界が立ち現れてくる。言葉を知れば知るほどに、見える世界はより鮮やかなものになる。そんな現実の世界と想像の世界の融合を描いています。
●1年では、新たな世界を開く「扉」を舞台に、出発を祝福するようにペンギンが宙を舞っています。そこには、「希望」や「常に前向き」といった花言葉をもつ「ガーベラ」が描かれています。
●2年では、学びのステップを駆け上がっていく「階段」を舞台に、シマウマが誘います。そこには、「友情」などの花言葉をもつ「ライラック」が描かれています。
●3年では、より大きな世界への飛翔をめざす「大空」を舞台に、イルカや海の生き物たちが躍動しています。そこには、「大きな希望」などの花言葉をもつ「カルミア」が描かれています。
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【令和7年度版 現代の国語】漢字や語彙、文法などの知識を定着させるための工夫はありますか?
各教材に設定している「語彙を豊かに」では、教材の学習に関連づけながら、多様な語句を身につけ、語感を磨くことができるようにしています。
資料編「語彙の広がり」では、語句どうしの関係やつながり方に着目した教材を、各学年の学習内容に即して取り上げ、言葉への関心を高め、自ら語彙を増やす態度を養えるようにしました。
資料編「学習用語辞典」では、3年間を通して身につけたい国語科の学習用語を簡潔に解説し、繰り返し確認できるようにしています。
漢字や語彙、文法に関する取り立て教材(「言葉発見」「漢字のしくみ」「文法のまとめ」)の末尾には、「確かめよう」や「確認しよう」という確認問題を掲載し、学習した内容の定着を図っています。特に、「文法のまとめ」の「確認しよう」は、現行版(令和3年度版)から大きくページ数を増やし、内容を充実させました。
【令和3年度版】 【令和7年度版】
●1年:1ページ → 2.5ページ
●2年:2.5ページ → 4ページ
●3年:2ページ → 6ページ
二次元コード参照先サイトでは、「デジタル漢字ドリル」「デジタル文法ドリル」として、教科書の新出漢字や「文法のまとめ」の「確認しよう」の問題をブラウザ上で学習することができるようにしています。いずれも、結果を確認し、必要に応じて繰り返し取り組んで、基礎・基本の確実な習得を図ることができるようにしています。
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【令和7年度版 現代の国語】読み仮名(ルビ)の振り方には、どのようなルールがありますか?
原則として未習の漢字に、見開き初出でルビを振っています。
「読むこと」教材では、新出漢字の提出箇所の本文にはルビは振らず、脚注欄や教材末尾の新出漢字欄に読み方を示しています。
資料編「読書の広場」は、前の学年までに習っていない漢字にルビを振っています。
資料編「社会生活に生かす」「参考資料」は、原則として、小学校で学習した漢字以外の全ての漢字に見開き初出でルビを振っています。
漢字の読み仮名とは別に、古典教材等では、歴史的仮名遣いに対して、現代の発音による読み方を示しています。(※学習段階として中学校3年生までに、歴史的仮名遣いの文章を自力で読めるようにすることを目指して、3年の古典教材には、歴史的仮名遣いについての読み方を示しておりません。)
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【令和7年度版 現代の国語】「読み書き」関連教材というのは、具体的にどのような関連の仕方をしているのですか?
「読むこと」と「書くこと」の学習を関連づけた単元を随所に配置しました。「読むこと」の学習を生かして書くことによって、効果的な学習指導へとつなげられます。教科書の目次や各単元の扉に「読み書き」関連教材を線で結んで示しています。例えば、次のような単元です。
● 1年 第7単元
・詩「それだけでいい」(杉みき子)を読む。
(※「学びの道しるべ」の末尾にある「学びを広げる」で示された学習活動が、このあとの「書くこと」教材として位置づけられている。)
→「読み方を学ぼう❺」で、詩の表現技法(反復や連の構成など)を学ぶ。
→「言葉発見4 比喩・倒置・反復・対句・体言止め」で、多様な表現技法の理解を深める。
→「詩 思いや発見をリズムに乗せる」で、学んだことを生かして自分で詩を書く。
●2年 第8単元
・論説「動物園でできること」(奥山英登)を読む。
(※「学びの道しるべ」の末尾にある「学びを広げる」で示された学習活動が、このあとの「書くこと」教材として位置づけられている。)
→「読み方を学ぼう❼」で、例示(例示のはたらきや効果など)を学ぶ。
→ 次の「論説文」を書くときに「『動物園の動物は、自然に帰すべきだ。』に賛成か反対か。」という課題例・作文例が示され、読んで理解した内容を生かした「書くこと」の学習が自然な流れで行えるようになっている。
●3年 第3単元
・解説「俳句の世界」(夏井いつき)を読む。
→コラム「夏井いつきの赤ペン俳句教室」で添削の仕方や表現の磨き方などを知る。
→「俳句十句」を読解して、俳句の理解や鑑賞の仕方を深める。
(※「学びの道しるべ」の末尾にある「学びを広げる」で示された学習活動が、このあとの「書くこと」教材として位置づけられている。)
→「読み方を学ぼう❸」で、省略(想像する余白や間を生み出す技法)を学ぶ。
→ 続く「批評文」の題材として、「『俳句十句』で印象に残った俳句」が作文例とともに示され、直前の学習をふまえて批評文の学習に取り組むことができる。
また、全学年の第6単元(「情報を関係づける」)も、「情報の読み取り」と「発信」(「書く」または「話す・聞く」)という領域間の関連が密接な単元になっています。
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【令和7年度版 現代の国語】教科書の中で何冊の本を紹介していますか?
3学年合計で283冊(作品)の本を紹介しています。
「読むこと」教材の末尾に示した「私の本棚」では、114冊(1年:36冊、2年:39冊、3年:39冊)の本を教材との関連を示しながら紹介しています。
「私の読書体験」では、作家自身の中学生時代の読書体験を語りながら、関連する本をご案内しています。
資料編「小さな図書館」では、各学年ともテーマにそって47冊(作品)の図書を紹介しています。そのうちの各学年3作品は、「デジタルテキスト」として、二次元コードの参照先サイトで本文を読むことができるようにしています。
その他、コラムや伝統的な古典芸能ページなどで多様な本を紹介しています。
また、本の紹介以外にも、資料編「日本文学名作集」では、年表とあわせて文章の一部を掲載し、声に出して読んだり、暗唱したりできるようにしています。二次元コード参照先の「小さなデジタル図書館」では、80点以上の作品を読むことができるなど、実際の文章にふれる機会を数多く設け、豊かな読書へと誘っています。
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【令和7年度版 現代の国語】「思考の方法」は、どのように扱えばよいですか?
「思考の方法」は、各教材の学習過程に即して、学習を進めるための「ヒント」や「手立て」の一つとして提示しています。このように考えると取り組みやすい、という例示として扱ってください。
各学年の冒頭部分には、それぞれの「思考の方法」に適したチャート(図)と組み合わせた一覧を示し、「思考の方法」の全体像を捉えやすくするとともに、いつでも活用しやすくしています。
また、二次元コードの参照先サイトでは、各「思考の方法」の解説動画や使い方を示したワークシートもご用意しています。
「思考の方法」に登場するキャラクターは、教科書上には名前が出ていませんが、「思考戦隊Qレンジャー」といいます。
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【令和7年度版 現代の国語】「領域別教材一覧」の「◎」と「○」にはどういう違いがありますか?
「領域別教材一覧」では、該当する「つけたい力」に「○」を示し、その中で重点を置く項目には「◎」を示しています。
各教材冒頭の「目標」でも同じように、「◎」と「○」を示しています。また、「目標」では、「◎」の項目の中でも、特に重点を置く内容(キーワード)に、黄色い網かけを付し、各教材の学習における「つけたい力」を明確にしました。
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【令和7年度版 現代の国語】QRコンテンツには、どのようなものが、どのくらいありますか?
大別して、「①動画・音声」「②デジタルドリル」「③参考資料ほか」の3系統で、3学年にわたって、500点以上のさまざまなコンテンツを提供しています。学習者一人一人の学習状況や興味・関心に応じて、個別最適な学びをサポートするとともに、学習者どうしの協働的な学びを促進します。
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【令和7年度版 現代の国語】比べ読みの教材や読み広げの教材は用意されていますか?
各学年の初めの説明文教材は、比較して読むことや重ねて読むことを想定した「読み方を学ぼう」とのセット教材にしています。
●1年:読み方を学ぼう「ペンギンの防寒着」+「クジラの飲み水」
●2年:読み方を学ぼう「宇宙に行くための素材」+「人間は他の星に住むことができるのか」
●3年:読み方を学ぼう「『批判的に読む』とは」+「間の文化」
また、資料編「読書の広場」の読書教材(各学年5~6教材)は、「読み方を学ぼう」を活用する場であると同時に、比べ読みや読み広げの教材として活用できます。
さらに、教科書の「私の本棚」や「小さな図書館」に掲載した二次元コードの参照先では、各学年とも「デジタルテキスト」として90点以上の作品を読むことができるようにしています。
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【令和7年度版 現代の国語】生徒が国語科の学習を通して身につけた力を自覚できる工夫はありますか?
令和7年度版『現代の国語』は、教科書の冒頭(「領域別教材一覧」)や教材の冒頭(目標)において、何を学ぶのかを明確に示し、「読み方を学ぼう」や「思考の方法」などで、どのように学ぶのかを自覚的に捉え、振り返りを充実させることで、何を学んだのか、何ができるようになったのか、という学びの実感が得られる教科書となっています。
また、「読み方を学ぼう」や「思考の方法」では、図解などを用いて、方法・方略を視覚的に理解しやすく示すことで、学んだことをその後の学びに活用しやすくしています。
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教科書の紙面などを利用するにはどうしたらよいでしょうか。
教科書には多くの著作権者が関わっております。利用される際は、「教科書著作権協会」にお問い合わせください。「教科書著作権協会」のサイトにて、教科書の利用と許諾、申請についてご案内しております。
(参考)教科書著作権協会
http://www.jactex.jp/
学校教育における教科書利用(授業動画配信等)については以下の記載(教科書著作権協会のホームページより)もご確認ください。
【学校教育における教科書利用について】
※教科書著作権協会ホームページ(http://www.jactex.jp/ )より
1.2020年4月28日の改正著作権法第35条施行に伴い、各学校の教員等が、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(略称SARTRAS)が公表する「運用指針」に基づき第35条の要件を充たす方法で、教科書を利用した教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、著作権者の許諾が不要となります。ただし、公衆送信でのご利用をされる際にはSARTRASへの届出が必要となりますので、詳しくはSARTRASホームページ(※)をご確認ください。
※SARTRAS:https://sartras.or.jp/
2.一方、教育委員会等が教科書を利用して教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、改正著作権法第35条施行後も著作権者の許諾が必要です。当協会会員の教科書を利用する場合には、SARTRASではなく、当協会へ事前に「教科書利用許諾申請書」の提出が必要となりますので、ご注意ください。
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前年度からの供給本の訂正箇所を知りたいのですが。
教科書の訂正に関しては、文部科学省の許可を経て訂正をしております。年度末までに「訂正のお知らせ」をご送付しておりますが、以下のページでもご確認になれます。
●教科書訂正のご案内
カテゴリ 中学校 中学校 国語 中学校 国語 教科書全体 中学校 書写 中学校 書写 教科書全体 中学校 英語 中学校 英語 教科書全体 共通 小学校 小学校 英語 教科書のつくり
拡大教科書を作成していますか。
教科書の活字を大きくするだけでなく、内容のまとまりを捉えやすいようレイアウトを工夫するなど、よりよい拡大教科書の制作に努めています。また、ボランティア団体等の「教科用特定教科書等」の作成を支援するため、文部科学省を通じて教科書のデジタルデータの提供を行っています。
カテゴリ 中学校 書写 中学校 書写 教科書全体
【令和7年度版 現代の書写】QRコンテンツにはどのようなものがありますか?
補充教材や、連携している国語の教材の紙面、参考資料のほか、65点の動画を掲載しています。
教科書の字形例の書字動画や「書き方を学ぼう」の解説動画のほか、書写や文字に対する興味・関心を喚起する解説動画や、左利きの学習者のための解説動画(姿勢と構え方・筆の持ち方・筆の運び方など)も掲載しています。
カテゴリ 中学校 書写 中学校 書写 教科書全体
【令和7年度版 現代の書写】この教科書の特徴は?
各教材において、何を学ぶのかが明確で、扱いやすい教科書です。
「書き方を学ぼう」で、どのように書くかのポイントがわかるようにしました。「書いて身につけよう」で繰り返し書いて、学びを確かなものにします。
このように、自分の文字をよりよくして、生活の中で生かせるよう工夫しています。
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教科書の紙面などを利用するにはどうしたらよいでしょうか。
教科書には多くの著作権者が関わっております。利用される際は、「教科書著作権協会」にお問い合わせください。「教科書著作権協会」のサイトにて、教科書の利用と許諾、申請についてご案内しております。
(参考)教科書著作権協会
http://www.jactex.jp/
学校教育における教科書利用(授業動画配信等)については以下の記載(教科書著作権協会のホームページより)もご確認ください。
【学校教育における教科書利用について】
※教科書著作権協会ホームページ(http://www.jactex.jp/ )より
1.2020年4月28日の改正著作権法第35条施行に伴い、各学校の教員等が、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(略称SARTRAS)が公表する「運用指針」に基づき第35条の要件を充たす方法で、教科書を利用した教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、著作権者の許諾が不要となります。ただし、公衆送信でのご利用をされる際にはSARTRASへの届出が必要となりますので、詳しくはSARTRASホームページ(※)をご確認ください。
※SARTRAS:https://sartras.or.jp/
2.一方、教育委員会等が教科書を利用して教材等の作成、その配布又は公衆送信を行う場合は、改正著作権法第35条施行後も著作権者の許諾が必要です。当協会会員の教科書を利用する場合には、SARTRASではなく、当協会へ事前に「教科書利用許諾申請書」の提出が必要となりますので、ご注意ください。
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前年度からの供給本の訂正箇所を知りたいのですが。
教科書の訂正に関しては、文部科学省の許可を経て訂正をしております。年度末までに「訂正のお知らせ」をご送付しておりますが、以下のページでもご確認になれます。
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拡大教科書を作成していますか。
教科書の活字を大きくするだけでなく、内容のまとまりを捉えやすいようレイアウトを工夫するなど、よりよい拡大教科書の制作に努めています。また、ボランティア団体等の「教科用特定教科書等」の作成を支援するため、文部科学省を通じて教科書のデジタルデータの提供を行っています。
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