ICTを効果的に活用した授業づくりの提案【No.2】

　2019年から5年をかける予定だったGIGAスクール構想が、2020年期せずして新型コロナウイルスの影響による学校休校措置も手伝い、前倒しとなりました。特に小中学校におけるタブレットやPCの導入が加速し、2021年はまさにGIGAスクール元年となりました。

　PCやタブレットは高価で、学校で管理する特別なものだった1990年代は、パソコン教室やLL教室などがICT活用の中心となり、先生が主導する活用でした。並行したスマホの普及でITが身近になったはずなのですが、残念ながらその活用が教育に浸透しているとは言えません。

　現状いきなり一人一台端末の環境におかれ、その活用に不安を抱えていらっしゃる先生方は多いと思います。しかし使い方だけに目を向けてしまえば、「目的」と「手段」を見誤ります。「酒は呑んでも、呑まれるな」といいますが、「ITは使っても、使われるな」です。なんのために使うのかを明確にすれば、授業のわずか5分の活用であってもその目的は達成できると思います。

　「いつでも（I）ちょっと（C）使える（T）」ICT活用を目指して、日々の実践例を速やかに皆さんで共有できるネットワークを作りました。皆さんのアイディアや実践例を広く公開していただき、ALL JAPAN体制で楽しくワクワクするような授業を作りましょう！

英語教育におけるICT活用研究会　代表　唐澤　博

hikrs(A)yahoo.co.jp

h.karasawa(A)tokyo-joshi.ac.jp

※メールアドレス中の(A)は@に置き換えてください。

授業の前にアンケート（２）

唐澤　博（東京女子学園中学校高等学校）

【概要】取ったアンケートの結果が、瞬時に可視化できることは、ICT活用の大きなメリットです。特に、ワード・クラウド（word cloud） は、出現頻度が高い単語を複数選び出し、その文字が頻度に応じた大きさで提示され、サイズだけでなく、色、字体、向きなどで、トピックの内容をひと目で印象づけることができます。

授業の前にアンケート（２）を読む（395KB）

（2022.2.25更新）

授業の前にアンケート（１）

唐澤　博（東京女子学園中学校高等学校）

【概要】単元ごとの確認テストなどのフィードバックは重要な学習活動ですが、毎時間実施は手間がかかります。授業導入での情報提示もハンドアウトであれば配布して回収には時間がかかります。そこで、授業のトピックに関する話題をアプリを使って提供し、クラス全体で共有して授業を始める方法を説明します。

授業の前にアンケート（１）を読む（374KB）

（2022.2.25更新）