三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2002年 秋号 題材と一人一人の生徒をつなぐもの(4) | ||||||||||||||||
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English Series I 東京都立豊島高等学校 3.文型・文法の指導 (1) 形の理解と意味の理解 過去形ではまず動詞の形態の問題(過去形)があります。そして意味・用法の問題。形態については規則動詞と不規則動詞に分けますが、日本語の「−た」「−だ」(撥音便の場合)にあたる -ed のつけかたのうち、語尾の子音が重なる場合を最近では、「(アクセントのある)1文字の母音+1文字の子音で終わる場合」といって、looked や kicked をうまく排除していたりすることはご承知のとおりです。意味の上からは過去形の文は、現在を含まない、1秒でも100万年でも現在から離れている、という点や、動作の動詞の場合、現在形では習慣を表す場合が多いのが、過去形だとある一回の動作を表す場合が多いことなど、既習の現在形との対比など、留意したい点が何点かあります。いずれにしても、言語の持つ法則それ自体への何らかの気づき、発見が授業を楽しいものにするような組み立てをしたいものです。 (2) 運用することで理解を深める |
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