三省堂 英語教科書・教材
英語サイトホームへ 更新情報 データ集 サイトマップ お問い合わせ このサイトの使い方 ヘルプ
小学校英語活動 ニュークラウン 高等学校英語 マルチメディア英語教材 英語教育コラム 英語教育関連書籍 研究会情報
三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2002年 秋号 題材と一人一人の生徒をつなぐもの(4)

三省堂高校英語教育 2002年秋号
1つ前のページへ

特集「新しい教科書を用いた授業」VISTA English Series I
Lesson 4 Wind--A‘New’Power 題材と一人一人の生徒をつなぐもの

東京都立豊島高等学校
   福田正治

3.文型・文法の指導
 本文理解の際にはその課で扱う文法項目には深入りせず、あくまで内容理解を主眼にサラッとすごし、文法項目については後でまとめて扱うのが通例でしょう。教科書でいうと Study It! と Practice! のページです。

(1) 形の理解と意味の理解
 まず Study It! のページを使って、文法の「説明」をしますが、とりあえず、本文の題材とはいったん離れることになります。

 過去形ではまず動詞の形態の問題(過去形)があります。そして意味・用法の問題。形態については規則動詞と不規則動詞に分けますが、日本語の「−た」「−だ」(撥音便の場合)にあたる -ed のつけかたのうち、語尾の子音が重なる場合を最近では、「(アクセントのある)1文字の母音+1文字の子音で終わる場合」といって、looked や kicked をうまく排除していたりすることはご承知のとおりです。意味の上からは過去形の文は、現在を含まない、1秒でも100万年でも現在から離れている、という点や、動作の動詞の場合、現在形では習慣を表す場合が多いのが、過去形だとある一回の動作を表す場合が多いことなど、既習の現在形との対比など、留意したい点が何点かあります。いずれにしても、言語の持つ法則それ自体への何らかの気づき、発見が授業を楽しいものにするような組み立てをしたいものです。

(2) 運用することで理解を深める
 Practice! 最初の問題で、文法項目をリスニングの形で扱います。4課は、過去形の動詞の肯定形、否定形を聞き取る作業。同時に、過去形がいくつか並ぶ場合、原則として起こった順序、行った順序に並んでいることも自然に身につくような効果も期待できます。各課Practice!の第1問目はリスニングの力を伸ばすことに配慮し、基礎的な文法項目に絞って作成されている点に注目して、大いに活用します。 2、3番目は文法問題。教科書の問題量では足りない場合、生徒用ワークブックが、文法の基礎を修得しやすい基礎重視の編集で活用でき、指導書『解説と指導』編の補充問題は、ワークブックとは違った種類の問題構成で活用できます。

前へ 次へ

| | | |


1つ前のページへこのページのトップへ

 
英語教科書・教材
高等学校英語教科書
題材リンク集
教科書準拠教材
共通教材
CROWN PLUS
『三省堂高校英語教育』
 

マルチメディア英語教材

英語教育インフォメーション

英語教育コラム
英語教育リレーコラム
フーンコラム

英語教育関連書籍
辞書・事典
幼児・小学
教室・教師向け

研究会情報
2007年 全国研究会カレンダー
2006年 全国研究会カレンダー

 

「三省堂英語教科書・教材」サイト内検索 検索について

Copyright (c) 1999-2014 SANSEIDO Co.,Ltd. All rights reserved.