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三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2005年 夏号 3ラウンドシステムの提案(4)

三省堂高校英語教育 2005年夏号
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特集 読解力

3ラウンドシステムの提案

関西大学 斎藤栄二

5. 【ラウンド3】の進め方

◆ラウンド3のねらい:
  「読んだ内容について主体的に考えさせる」

◆具体例:ハンドアウト3参照

(1)
生徒は例文を前にしてどういうことをしなければならないかを考えてみよう。読んだ英文の中から、自分の考えで、1番心に残った英文を探さなければならない。これは本人の主体的な思考を抜きにしてはできる作業ではない。つまりそれは、読んだ内容に対して主体的に考えていくことである。それは自分の意見を持ち始めることにつながっていく。ここで、もう一度自分で考えて選び直す、という視点から英文を読まなければならない。読解作業はさらに深くなる。

(2)
それぞれの生徒が選んだ文は、3人程度を指名して黒板に書かせる。その後それぞれの文を選んだ理由を言わせる。

(3)
文を選ぶのにかける時間も1分である。1分、1分、1分方式で生徒に知的な負荷を与えていくことを続行する。

ハンドアウト3

今日読んだ内容をさらに深く考えるために、次のことについて答えてみよう。

  1 今日読んだ中からあなたが1番心に残ったと思う文を選んで下に書きなさい。

  2 なぜ心に残ったのか、その理由を書いてください。

  3 友達が選んだ文を下に書いておこう。


 

6. まとめ

 以上を総合してみると、 【ラウンド1】【ラウンド2】【ラウンド3】と同じ例文を3回読むことになる。しかしながら、それぞれのラウンドで生徒に要求される力の入れどころは違ってくる。つまり読解活動における知的活動の幅は広がってくる。こういう活動を通して英文に対する理解を深めると同時に、英文を読むことへの抵抗がしだいに減少してくる。つまり気楽に読めるようになってくる。これがこの3ラウンド方式の特徴の一つである。

  もう一つ言えることは、各ラウンドにはそれぞれ1分間ずつの時間しか与えていない。後になるほど英文を読み取る速さが上がってくるから、この時間で十分やれるのである。このようにして同じ英文をスパイラル方式に3回読ませるのである。タイマーできちっと管理すればそれほど時間はかからない。つまりスパイラル方式で力を伸ばしていくことになる。

 リーディングの力を伸ばしていくためには、まだいろいろな方法がある。筆者が大阪の高校の先生方と昨年1年間取り組んだのは、内容理解も含めて、「英語の授業を英語で進める」ということであった。その成果の一端は全英連大阪大会でステージ上のデモンストレーションとして藤原和美教諭によって示された。この授業は1週間や2週間で出来上がったものではなかった。今回の提案はもう少しマイルドである。教材もかなり易しめのものを使った。しかしレベルはいくらでもあげることができる。実際に高校の英語の先生方を対象として、英文ニュースの記事を使ってやってみたこともある。先生方の中には「結構ずっしりとした読解活動ですね」と述べられた方もおられた。それぞれの英語のクラスの中で、生徒諸君の力に応じて調節しながら、試行錯誤をしつつ試しに使ってみていただければ幸いである。

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