4.教科書の具体的な内容
(1)まず、上記アの活動として、多彩でわかりやすい題材を用意しました。軽い小話やジョーク、不思議な雰囲気のショート・ストーリー、スリリングなドキュメンタリー等がその例です。また文字によるコミュニケーション形式の多様性を生徒に知ってもらうために、新聞記事、新聞広告、看板のほか、現在、文字によるコミュニケーションでは不可欠の
E-mail(Reading 13)や Internet(Reading 19)も取り入れております。
(2)イの活動に関しては、各課に「内容を確かめよう」を設けて、各課の文章の内容上の要点に焦点を当てて問題を設定してあります。また
Stage 3 からは、「キミの考えは?」という確認問題で「文章を読んで…生徒が自分の考えなどをまとめたり、伝えたりする」活動ができるようになっています。さらに、Readings
22、24 では「感想文を書いてみよう」というページを設けて、生徒が“食わず嫌い”になっている感想文の書き方を Step by
Step に指導しております。
(3)ウの活動としては各課のセクションの冒頭に「答えを探しながら読んでみよう」という活動で、「目的を持ったリーディング」を実践させます。また、前述の「キミの考えは?」で述べたように、生徒に「物語文を読んで、その感想を話したり、書いたりする」ことを求めております。
(4)エの音読については、観点別評価の「理解」と「表現」の双方にかかわる重要な活動であるだけに、教科書付属教材の
CD 作成においても十分に配慮し、Stage 3 において「声に出して読んでみよう!」に音読指導の見本を示すとともに、教師用指導書にも音読についての解説編を準備しております。
5.『ORBIT Reading』の指導資料
教科書本体に関する主な事項は 2〜4 に述べた通りですが、教科書の活動をさらに充実させるために用意した指導資料について説明します。
(1)教師用指導書は下記の内容を6分冊にして準備しています。教師用指導書と呼ばれていますが、この教科書を使って下さるすべての先生方に一定水準の充実した授業を保障するための必須の指導資料として位置づけて、充実した内容を準備しております。
@ 解説・指導編
A 題材資料編
B 補充問題・評価問題集
C 授業案集+ワークシート集
D Teacher's Book
E 指導用 CD-ROM
(2)生徒用教材としては次の3種類を用意しています。
@ ワークブック
A 生徒用音声 CD
B Reading Strategy Activity 集
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