三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2002年 秋号 基本表現を楽しく繰り返して身につける(2) | ||||||||||||||||
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Oral Communication I 拓殖大学 長尾素子 2.授業展開 (1)
導入 (2) KEY EXPRESSIONS CHECK は、KEY EXPRESSIONS が聞き取れるか、意味がわかっているか、聞かれたことの答えがわかっているかを確認するためのものです。ここで間違えた場合は、KEY EXPRESSIONS の表現を何度も復習することが大切です。POINTS と SOUNDS では、KEY EXPRESSIONS の表現を使って、文法と発音などの知識を身に付けます。オーラル・コミュニケーションに必要な最低限の知識であり、あまり高度な文法事項や音声は扱っていません。 (3) LISTENING まず、WARM-UP では、次の LISTENING に出てくる語彙に慣れるために、音声で聞こえてきた語句の番号を選んで表に書き込みます。LISTENING 活動をスムーズに効果的に行うための準備なので、語句の意味と音をしっかり学ばせることが大切です。指導書には、語句の解説をつけています。例えば、rock music を説明する際には、単に「ロック音楽という意味だ」と伝えるより、「rock music の rock には揺れ動くという意味があり、身体を揺り動かすようなリズムのある音楽ということから rock music というんだよ」などと、解説例を利用して説明に膨らみを持たせることができます。使用例や別の言い方、文化的な違いなどにも言及しています。 WARM-UP で語句に慣れたら、次の LISTENING では KEY EXPRESSIONS を用いた対話文を聞いて正しい答えを見つける練習をします。スロー、ナチュラルの2種類のスピードの音声を用意しているので、生徒のレベルに合わせて使用して下さい。また、補充音声(ナチュラルスピードのみ)もありますので、別のクラスでは異なる音声を使用したり、小テストを行ったりすることも可能です。標準音声、補充音声1・2の計3種類、及びレッスンテスト用の音声、と豊富に音声教材を用意しましたので、飽きることなく授業展開が可能です。 |
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