![特集2 「新指導要領実施のライティング」](../../img/pr/04_summer/special_02.gif) |
![『EXCEED English Writing』の目指すもの](../../img/pr/04_summer/s2_2_tilte.gif)
埼玉県立狭山経済高等学校 飯野 厚
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自立した書き手となるための支援ツール
EXCEED Writingは目次そのものが年間指導用のシラバスとしても使える構成になっている。しかし、Partの順序にこだわらず、現場のニーズに応じてどのPartから導入してもかまわない作りとなっている。いわゆる辞書的な活用法ができるのである。巻末の付録には、文型・文法例文集、表現例文集、分野別語彙集(かなり充実した和英語彙リスト)、手紙・カードの様式、句読法の一覧などさまざまな作文支援ツールを付した。この1冊がトータルにもつ情報を方略的に駆使して、高校生が世界に向けて多くのメッセージを発信できるように支援している。
コミュニケーション能力と人間教育
生徒の声を考察すると、Canale and Swain(1980)の文法能力・談話能力・社会言語学的能力・方略的能力というコミュニケーション能力の定義に行きつくこととなる。しかし、EXCEED
Writingはそれだけでは完結しない。言語をコミュニケーションの単なる道具とする見方に陥らせないため、題材を重視し、人権、平和、環境などの人間教育のための外国語学習として、バランスを図っている。
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〈参考文献〉Canale, M. & Swain, M. 1980. ‘Theoretical bases
of communicative approaches to second language teaching and testing’ Applied
Linguistics, 1, 1-47
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