三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2004年 夏号 「読む」の教材の究極は何か(3) | ||||||||||||||||
基礎力とストラテジーを目指した活動 各課のあとの「解説」「練習」は以下の5つを用意しました。1と5が基礎的な押さえ、2が口頭の自己表現を加えた複合的な活動、3と4が読解ストラテジーを各課の練習として取り上げたものです。〈使いやすさ・学びやすさ〉は、EXCEEDのシリーズ全体に共通する基本方針ですが、本リーディングでもこの点で強力にしたつもりです。 1. Check It Out 2. It's Up To You 3. Just Do It 4. Read It Aloud 5. Tale It In おわりに 付録について言及して本稿を閉じます。このリーディング教科書で、英語を読むためにはどうしたらよいかという古くて新しい問題に、教科書として答えたつもりですが、これが付録を加えて完璧になるという構成にしてあります。特に、〈読み方のポイント〉と〈多読の手引き〉にご注目ください。前者は、本体の各課の前につけてある<Before You Read>や、各課のあとにある<Just Do It>や<Read It Aloud>で、普段の授業で取り上げてきたことが、この付録で集大成されているという位置づけです。後者の多読指導は、これまで教科書では真正面から取り上げられていなかったのですが、今回、4ページを割いて多少とも詳しく取り上げました。この2つの付録とも、普段の毎回の授業でも使えますし、この教科書を使用する前にざっとみることもできます。また、本体が終わってから、まとめとしても使えます。これが、今回の付録は、今までにも増して、本体と連携している所以です。 以上、EXCEED English Readingの紹介をしました。総じて言いますと、読み物教材の究極の2つの要素、すなわち、内容上のインパクトと読むためのスキルの向上を目指した教科書、となると思います。本教科書によって、生徒に英語を「読むこと」のおもしろさと大切さを伝えられればと願っています。 |
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