| 三省堂 英語ホーム > 高等学校英語 > 『三省堂高校英語教育』 > 2004年 夏号 授業実践レポート 2(1) | ||||||||||||||||
「英語が使える日本人」の育成を求められた現場では、高校の授業でもオールイングリッシュで行う取り組みが多く見られるようになった。英語教育の最前線にいる私たち英語教員は、日々の公務に追われながらも、この流れを真剣に捉え、生徒に役立つ授業ができるように工夫を凝らしている。このとき、必ずしなければならないことは「教材の選択」である。授業をオールイングリッシュで行うにしろ、日本語も交えながらの英語での授業に取り組むにしろ、従来の和訳中心の授業を行うにしろ、「教材の選択」は必須である。そこで、本校での教材選択を例にあげ、生徒へのアンケートや授業の実践を踏まえて、この「教材の選択」について考えてみたい。
本校第1学年ではEXCEEDTを採用し、この1年間授業に取り組んできた。採用した理由は、生徒が興味をもって読んでくれるのではないかと思われる内容がたくさん扱われていたからだった。授業で実際に扱ったのは、Lesson 1 Languages in the World, Lesson 2 Life in Alaska, Lesson 3 Tsugaru-jamisen and the Yoshida Brothers, Lesson 4 What's in a Name?, Lesson 5 A Runner against Landmines, Lesson 6 Science in Daily Life, Lesson 7 Seeing Something Invisible, Lesson 8 A Message from Forty Years Ago, Reading 1 Anne of Green Gablesであった。これらの教材を生徒は興味をもって読んでくれたのだろうかということと、この教科書の難易度は生徒たちの実情に合っていると感じていたかを知るために、2004年2月下旬に私の授業を1年間受講した1年生を対象にアンケートを行い、95名から回答を得た。その結果は別表のとおりである。次にこの結果より、特に生徒たちに印象に残った4つのLessonについて考察したい。
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