CROWN
English Series I
東京都立南高等学校 辻本千鶴子
●教師用指導書、付属教材の活用
『CROWN English Series I』には、さまざまな教師用指導書・教師用教材および生徒用教材が用意されている。指導案の展開の中で、活用可能な資料を、以下にまとめておくことにする。
教師用指導書[6分冊+CD-ROM]
@『解説と指導』編
A『題材資料』編
B 評価問題集
C 授業案集
D ALT用指導書/Team-Teaching 用授業案集
E Teacher’s Book
F CD-ROM
付属教材
○教師用教材
指導用CD/指導用テープ
○生徒用教材
ワークブック[基礎編]
ワークブック[上級編]
予習サブノート
生徒用リスニング CD
●授業の展開例
1.扱うレッスン及びセクション
『CROWN English Series I』Lesson 2 When I Was Sixteen の、Section 2 と Section
3 を扱う(7時間予定の3時限目 ― Section 2 の内容復習と Section 3)。
Section 2 の新出言語材料と内容は前時に学習済みとする。Section 3 には新出言語材料なし。
2.本時の授業案の特徴
本時の授業では、(1) 地図を活用し、(2) グループで相談・協力しながら、(3) 図や絵を描くことにより、主人公が旅をした距離の大きさを正しく把握し、この話の雄大さを実感させることができる。
3.本時の目標
Section 2 と Section 3 の内容を理解し、主人公の感動や冒険心を共有する。
アメリカ合衆国の地理的知識を確認し、興味・関心を高める。
新学年の第1学期に、クラスメートとの交流を深め、この後のグループワークやペアワーク活動の活発さへの原動力とする。
4.想定するクラスの状況と授業形態
クラスの状況:一般的な定員数(40名前後)のクラスから、少人数でのクラス、習熟度別のクラスなど、どのようなクラスでも可能。
授業形態:グループワークとクラスワーク
5.授業の流れ
次頁掲載(4)の表を参照。
●おわりに
いわゆる言語の4技能を高めて、英語でコミュニケーションができることは、現代において求められている大切な能力の一つであるが、私は、高校における英語学習の意味は、このような実践的な言語能力の向上にあるだけでなく、この目標を達成するための日々の学習活動そのものが、社会人として必要な、人と人とのコミュニケーション能力の育成につながっていることにもあると信じている。『CROWN
English Series I』は、この観点においても、生徒の実態にあわせて、充分に活用可能なものを豊富に提供していると考える。
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