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| まず,この3文を次のような手順で練習し,暗唱させます。 | ||
| @ [教師] (モデル)発話 | → | [生徒] 聞く | 
| A [教師] 発話 | → | [生徒] クラス全体でリピート | 
| B [教師] 発話 | → | [生徒] グループまたはペアでリピート | 
| C | → | [生徒] 先生のモデルなしの個人の発話 | 
この練習は40人学級でも15分もあればできます。
そして,先ほど練習した3文を基本にし,次のような練習に発展させます。
| @ | 教師が自分を指して,“I play basketball.”と発話する。 | 
| A | 生徒に教師を指させて,“You play basketball.”と発話させる。 | 
| B | 教師がKojiの絵を黒板にはって指し,生徒に“Koji plays basketball.”と発話させる。 | 
| さらに同じ要領で,次の例文のように単語を変えて生徒に発話させます。 | ||||
| I take pictures. | ―― | You take pictures. | ―― | Koji takes pictures. | 
| I live with a dog. | ―― | You live with a dog. | ―― | Koji lives with a dog. | 
| I help her. | ―― | You help her. | ―― | Koji helps her. | 
以上の過程では,とにかく口を動かし,大きな声で発音するように指導します。私は,三単現についての板書をノートに写させることは一切しませんでした。ただひたすら発話をするだけです。そして,このようなパターンプラクティスにも似た方法で,本文にある三単現の文もすべて言えるようにしてしまうのが,私のやり方のいわば「ミソ」です。そのあとに教科書を開かせ,本文に入るわけですが,ここまでで約30分が経っています。しかし,本文の大部分が発話できるようになっているので,あとの20分で十分本文を定着させることができます。
もちろん,題材内容も重要です。問題は,その説明をどこでどのようにするかですが,私の場合は,生徒を飽きさせないために,発話練習の途中で「介助犬」の話をはさみます。この段階では日本語で説明した方が,生徒は正確に理解すると思います。
とにかく,三単現は日本語にない文法なので,生徒は戸惑いがちです。しかし,密度の濃い練習を,あせらずじっくりと重ねることで,だんだんと身についていくと思います。頑張ってください。
 このようにメールでお答えしたところ,さらにN先生から折り返しメールが入りました。来月は,その内容について書こうと思っています。楽しみにしていてください。
      
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