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| Teacher: | Taro, are you a member of a baseball team ? | |
| Taro: | Yes, I am. | |
| Teacher: | So you can play baseball. OK. Can you throw curve? / Can you run fast? / Can you bunt well? | |
| Taro: | Yes, I can. I can play baseball very well. | |
| Teacher: | Thank you, Taro. Next, Jiro, stand up. Is Taro a member of a baseball team ? | |
| Jiro: | Yes, he is. | |
| Teacher: | Can he play baseball ? | |
| Jiro: | Yes, he can. He can play baseball very well. | |
| Teacher: | OK. Jiro. Thank you. Please sit down. | |
などと内容を少しずつふくらませながらも生徒とのQ & A活動が活発にできるようになるわけです。次に否定の答えを含む文の練習は……
| Teacher: | Risa, are you a member of a tennis club ? | |
| RIsa: | Yes, I am. I am a member of a tennis club. (この場合the tennis clubが文法上適切で,すでにtheは既習語ですがここでは問わないことにします。ただし教師はそれとなくtheを使って繰り返します。) | |
| Teacher: | Can you play tennis ? | |
| Risa: | Yes, I can, but I can’t play baseball. | |
| Teacher: | Thank you, Risa. Next, Hanako, please stand up. Is Risa a member of a tennis club ? | |
| Hanako: | Yes, she is. She is a member of a tennis club. | |
| Teacher: | Can she play tennis ? | |
| Hanako: | Yes, she can. She can play tennis very well. | |
| Teacher: | Can she play baseball ? | |
| Hanako: | No, she can’t. She can’t play baseball. | |
| Teacher: | OK. Hanako. Thank you very much. Please sit down. | |
このような教師と生徒との対話は全員ができるとは限りません。理解の遅い生徒にはYes.とかNo.だけの答えでもGood!やGood job!などと褒め,その直後に教師がfull sentenceで言い,それを復唱させるというような教師のフォローが必要です。要するに基本の4で述べたように教師が生徒に寄り添うことが大切なのですね。そこから教師の生徒を思う温かい気持ちが伝わり,教師を信頼する気持ちが育ちます。ですから指名の仕方とフォローの仕方によって生徒の英語を学ぼうとするmotivationを喚起させることになり,また場合によっては逆にmotivationを失わせることにもなるわけです。
小生が行った指名に関してのもう一つの方法は「指名カード」なるものを生徒一人一人に持たせたことです。それを教科書の裏表紙の裏にカードの上の部分だけ糊づけさせました。そのカードには,一時間の授業でパターンプラクティスなど列ごとに一人ずつ発話した回数や挙手をして答えた回数など,要するに一人で発話した回数を記入させました。それを1〜2週間ごとに教師がざっと目を通し点検するとだいたいの個人の発話の回数がわかります。小生の経験では意外に指名の仕方がアンバランスの時がありました。その時は1か月ぐらいかけてそれとなく全員に指名がいくように調整しました。そうすると年間を通じてクラス全員の個人の発話回数が平均化しました。理解が最も遅れている生徒も発話回数は平均的になり,従って授業で置いていかれるというような雰囲気はなかったように思います。
ここで指名と評価の関係について少し触れておきましょう。個人の指名の回数は列ごとの場合はほぼ同じですが,その他の題材内容に関するQ & A活動についても主に評価の観点中の「コミュニケーションへの関心・意欲・態度」の項目で評価することができます。もちろんQ & Aの内容によっては「表現や理解の能力」または「言語や文化についての知識・理解」まで及ぶこともあります。それらの評価に関して小生は授業時で特に目立った生徒を覚えておき授業後に記録しておきました。授業中のチェック(記録)は生徒に余計なプレッシャーを与えるので小生はしませんでした。そしてQ & Aで自発的に挙手をして答えた生徒に関しては内容にもよりますが,「積極的に授業に参加できた」と評価して記録し,最終的な通知表の所見欄に記入してもらえるように担任の先生にお願いしました。
以上B先生のご参考になればと思いつつ,小生の経験談を交えてお話ししました。B先生の実践の結果などお聞かせいただければ幸いです。では頑張ってください。
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