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フーンコラム 第7回 後関正明

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世界に1つしかない双六作り

 自分たちが作った双六で全員が参加してゲームを楽しみます。先生も一緒に参加して楽しみましょう!!この双六は,各マスの中に自分たちで作った命令文を入れます。

 1作り方は簡単!まず,下の図のように,生徒の人数分のマスを持ったベースになる図を教師が模造紙などを利用して作る。

双六のイメージ

 21クラス36人とすれば36マス分の案を作らせる。(1人1マスを分担。)あらかじめ,教師がいくつかを例示する。

例  Go to the window. Open your English textbook to page 32.
   Touch your head. Read one page of your Japanese textbook loudly.
   Write your name on the blackboard. Sing your favorite song.
   Go back to No.15. Shake hands with a girl(a boy).

 3こういった案を,1人では作れない場合があるので,班ごとに分けて助け合い,学び合いながら作らせる。例えば,6人1班の場合,1班は1番から6番までを担当する。同じ班の中では同じ案がないように教師が指導する。

 学校備え付けの英和・和英辞書を利用してもよいが,授業時間内の作業は進度に影響を及ぼすので,宿題にした方がよい。

 自分たちが担当したマスの命令文が作成できたら,それをコピーして,各班に配る。

 各班は,他の班が作成した命令文を,それぞれのマスに書き写し,双六を完成させる。

 欄外の空所に絵の好きな生徒にイラストや漫画をかいてもらう。

 各班でゲームをする。

 

終わりに−−−

 生徒一人ひとりが参加して創作したものだけに生徒は喜んで参加します。

 この双六ゲームは最終的にはすべて英語で行います。これにより,実践的コミュニケーション能力の育成のための基礎を養うことになると思われます。

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後関 正明 (ごせき まさあき) 先生

東京都墨田区立中学校で教諭,校長を長年務める。その後,東京都滝野川女子学園中・高校で教鞭をとる。現在,NPO法人「ILEC言語教育文化研究所」常務理事。2003年より都内の私立大学で教職課程履修の学生を教えている。

フ〜ンコラム バックナンバー (第1回〜)

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