『中学生の国語』Q&A

9 漢字について

1.2010年末に常用漢字の改定が行われましたが,教科書ではどのように扱われているのですか。

2010年11月30日に常用漢字の改定が告示され,それまでの常用漢字に196字を追加,5字削除されました。それを受け,「本編」(必修)の「漢字を身につけよう」に,追加された196字を含む「常用漢字」を,音と訓とを同時に学べる形で提示しています。

さらに,別冊・資料編『中学生の国語 学びを広げる』の「常用漢字活用字典」は,追加された196字を含む「常用漢字」のすべてを音からでも訓からでも検索できるようにし,生徒が自学自習もできるよう工夫しました。用例も付けているので,さまざまな利用が可能です。

また,中学校で文や文章の中で使い慣れることになっている学年配当漢字(小学校学習漢字)は,教科書の本文の中で提出しています。生徒たちの実態を考慮し,小学校3年生配当の漢字の約50%,4年生から6年生配当の漢字の100%を学び直しの対象として取り上げる「漢字を使いこなそう」を設けて,取り立てて学習するようにしています。