『中学生の国語』Q&A

2 本冊『中学生の国語』について

1.本冊『中学生の国語』はどのような教科書ですか。

常に国語の授業の場に携行し,先生のご指導のもとで共通の学習,共同の学習を行うための教科書です。本冊は「本編」(必修)「確かめよう」で構成しています。

「本編」には,学習指導要領「国語」の指導事項を全ておさえた「必修」教材が入っています。目次には標準的なカリキュラムを示しました。基礎的・基本的な知識・技能の習得と,その活用を繰り返しながら,言語能力を確実に身につけることができます。

「確かめよう」は,国語科で身につけたい言語技能(スキル)を,領域ごとに整理してまとめています。

また,文法と漢字の学習は「言葉のレッスン」として別に取り立てて系統的に配列しました。

2.本冊『中学生の国語』の「本編」(必修)はどのようなねらいで構成されていますか。

国語の基礎的・基本的な知識・技能の習得とその活用を繰り返しながら言語能力を確実に身につけることをねらいとしています。

各学年とも,新しい学習指導要領の「国語」の教科目標から,次の7つを「身につけたい言葉の力」(言語能力)と捉え,それぞれの力をつけるための「言語能力単元」で構成しました。

① 伝統的な言語文化   ② 表現力   ③ 理解力    ④ 伝え合う力
⑤ 思考力          ⑥ 想像力   ⑦ 言語感覚

単元には,複数の教材を位置づけています。各教材の学習目標を実現することで,総合的・統合的にその単元で育成を目指す言葉の力が確実に身につきます。

また,各単元のおわりには,言語教材と「漢字を使いこなそう」(教育漢字)を,「本編」のおわりには「言葉のレッスン」(常用漢字・文法のまとめ)を配し,取り立て学習による系統的な学びができるようにしました。

3.本冊『中学生の国語』の「確かめよう」はどのようなねらいで構成されていますか。

「本編」で学ぶ言葉の力を自分で確かめるためのページです。国語科で必要な言語技能(スキル)が身につくことを目指しています。

各教材は,新しい学習指導要領の指導事項を領域ごとに整理し,見開き2ページ単位でわかりやすく構成しています。「本編」教材のリンクマークを参考にして,話す・聞く,書く,読むことの学習の際に,確認したり,整理したりできます。