「これ、英語でなんて言うの?」と思ったら自分で調べて、すぐに話せる小学生向け和英辞典。小学生に必要にして十分な約3,500語を、オールカラーのイラスト、会話に役立つ多くの用例とともに収録。英語の意味や使い方の違いをわかりやすく比較表示。会話を聞くだけでなく、話す練習もできるCD付き。
2004年4月1日 発行
キッズクラウン英和辞典
キッズクラウン英和・和英辞典
編者略歴
下 薫(しも・かおる)
Julie Kaoru Shimo
ロサンゼルス生まれ。上智大学外国語学部卒業後、コロンビア大学大学院、茨城キリスト教大学大学院にて英語教授法、英語学を学ぶ。児童英語教育を言語習得理論、国際理解教育の観点から研究。小学校向け英語教育のカリキュラム開発、教材作成、教師研修などを行う。著書に『子どもを英語の達人に!!』(徳間文庫)、『はじめておぼえるえいごのたんご』(ジャパンタイムズ)がある。マジカルキッズ英語研究所代表。
刊行の言葉
子どもが早い時期に外国の言葉に触れると、2つの点で有利だと考えられます。第一に、外国語の習得は、早く始めて継続的に学習すると効果が上がること。第二に、外国語の学習を通して、外国やその国の人々、世界で起きているできごとに興味を持つようになることです。この辞書は、小学校の初心者向けに、基本的な日本語を見出し語として選定し、それに対応する英単語を中心に、関連語や、最初に覚えておきたい英語表現を紹介しています。さらに五感を生かしてチャンクで覚える学習方法を取り入れています。1語ずつの単語単位ではなく、2、3の単語をまとめてチャンク(固まり)で覚えていくことで、聞き取り能力も上がり、自然な会話もできます。「英語で何というのか」を調べるだけでなく、付属のCDを聞き、声に出し、文字を目で確かめ、書いてみることで、「聞く」「話す」「読む」「書く」という4つの技能をバランスよく習得することができます。世界の多文化を理解し、自分の考えを持って行動できる、21世紀のglobal
citizen(地球市民)に贈る1冊です。(下 薫)
この辞典の特色
「これ,英語でなんて言うの?」と思ったら,自分で調べて,すぐに話せる次世代型の小学和英辞典
■収録語数は約3,500語。すぐに会話に役立つ用例を厳選しました。
小学生に必要にして十分な約3,500語を収録。重要な語彙や用例については,反対語や類義語もしめすことで,より効果的に英語を学習できるようにしました。また小学生にとって身近な内容で,会話に役立つ用例を厳選しましたので,すぐに応用できます。
■発話練習もできるCD音源をつけました。
この辞典にはCD音源のある会話例を多く収録しています。CDでは,お手本となる発音を聞いた後,色がついているセリフを実際に話す練習ができるようになっています。ネイティヴ・スピーカーのスピードに合わせて発話することによって,リスニング,スピーキング両方の力をつけ,文字を見ることにより知識を正確に定着させることができます。
■英語の使い方の違いをわかりやすく比較表示しました。
「比較」マークの箇所では,日本語では同じ音や意味の言葉が,英語ではどのように使い分けられるか,イラストとともにわかりやすく表示しました。英語と日本語を比較することにより,日本語の意味について考え,国語の力をつけることにも役立ちます。
■実際に英会話をする際に役立つ知識を巻末にまとめました。
巻末では,アメリカを舞台とした場面別の会話例をCD音源とともに収録しました。CDを聞いて話してみることにより,1つの応答だけでなく一連の流れとして会話する力を身につけることができます。またカタカナ語(外来語)のページを設け,CD音源をつけることにより,実際には通じないカタカナ語について,正しい発音や語彙の知識を身につけることができるよう配慮しました。
■小学生が自分で調べて知識を身につけられる小学英語のデータベースです。
英語のつづりがわからなくても,知りたい言葉を日本語で調べて英語を知ることができるとともに,CDを聞いて正確な発音も身につけることができます。音から文字から英語を覚えられる,次世代型の英語データベースです。
CD音源との対応
CD音源がある箇所
ベージュ色を引いた部分は,CDに音源があることをしめしています。CDマークの数字はCDのトラック番号です(01〜71)。音源がある部分にはカナ発音はついていないので,CDを聞いて正確な発音を確かめてください。
●会話(トラック番号01〜50)
質問と答えが1つずつの会話のほか,2回以上応答をする会話もあります。1会話ごとに1トラックに収録しています。各トラックでは,最初に会話全体が収録されており,次にチャイムの音の後で,ピンク色でしめしたセリフが無音になっている練習用の会話が始まります。正しい発音を聞いた後で,ピンク色でしめしたセリフを実際に話してみることができます。会話の最初のセリフがピンク色でしめされている場合は,「ピーッ」という音の後ですぐに会話を始めてください。
●テーマページ(トラック番号51〜70)
テーマページ(p.268〜283)では,それぞれのテーマに関連した会話例をしめしました。各トラックでは,最初に会話全体が収録されており,次にチャイムの音の後で,青色でしめしたセリフが無音になっている練習用の会話が始まります。正しい発音を聞いた後で,青色でしめしたセリフを実際に話してみることができます。会話の最初のセリフが青色でしめされている場合は,「ピーッ」という音の後ですぐに会話を始めてください。
●カタカナ語(トラック番号71)
外国語から入った言葉でカタカナで表記される語(外来語)をまとめました。日本語の発音とそれに対応する英語の発音を聞いて,正しい英語の発音を確かめることができます。
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