永井淳子+粕谷恭子 著
本体1,700円+税 四六変 160頁〈CD付き〉 978-4-385-42232-9
小学校での英語活動を楽しくすすめていくために必要な基本表現200を厳選。子どもとのコミュニケーションを楽しみながら、子どもを動かしたり、ほめたり、叱ったりして、自然に英語に触れさせる。
2004年4月10日 発行 (品切)
SELF
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著者紹介
永井淳子 (Nagai Junko)
東横学園小学校英語科講師、日本外国語専門学校児童英語教育専攻科講師。『えいごリアン』テキスト監修(NHK出版)、『歌ってあそぼう 小学生英語のうた』(共著・小学館)、『小学校英語活動用テキストKIDS
CROWN』(共著・三省堂)などの著作がある。
粕谷恭子 (Kasaya Kyouko)
聖マリア小学校英語科講師、日本外国語専門学校児童英語教育専攻科講師。『えいごリアン』テキスト監修(NHK出版)、『歌ってあそぼう 小学生英語のうた』(共著・小学館)、『みんなあつまれ! はじめての子どもえいご』(アルク)などの著作がある。
はじめに
子どもたちに英語を教えていると、そののびやかな感性、英語に対して臆することなく関わっていこうとするオープンな心に驚かされます。小学生のこの時期には、たくさんの英語に触れながら、楽しく英語ですごす体験を積ませたいと思います。私たち大人は、そのための環境作りに力を注ぎ、子どもが自ら学んでいく、その手助けをしたいと思うのです。
英語活動における子どもをとりまく環境ということでは、今後、よい視聴覚教材もたくさん出てくるでしょうし、ALTの先生の各学校への派遣回数も増えてくることと思われます。しかし、何と言っても、その中で"かなめ"の役割を果たすのは、子どもたちのことをよくご存知である担任の先生であり、その学校で英語活動に携わる先生方でしょう。子どもたちの身近にいらっしゃる先生・担任の先生方が、自ら英語を楽しみながら使う姿を見せることで、子どもたちは励まされ、ごく自然に「英語の世界」を受け入れていけるようになります。まわりの大人が、一緒になって"英語の雰囲気づくり"をすること、それがとても大切なのだと思います。そのとき注意したいのは、子どもたちに、決して無理に言わせようとしないこと。「英語が自然に使われている状況」を示していくことで、子どもたちは自ら学んでいくはずです。教室で交わされる英語でのやりとりを通して、「英語を聞いてわかった。"英語を使う"って楽しいことだな。自分も使ってみたいな。」という思いをいだいてくれることを大切にしたいと思います。
この本では、実際に英語活動を進めていく上で必要だと思われる表現を合計200(関連表現を入れると376)紹介してあります。英語に自信のある先生にはさらなるブラッシュアップのために活用いただきたいと思います賦「英語はどうも…」と一歩引いておしまいになっている先生方は、是非この機会にチャレンジして、子どもたちへ英語で語りかけをする機会を少しずつ増やしていっていただきたいと思います。また、ALTの方との打ち合わせなどで活用できると思われる表現もいくつか載せてありますので、是非、参考になさってください。先生自ら英語を楽しみ、よりよい英語活動を進めていく上で、この本が少しでもお役にたつのであれば、大変嬉しく思います。
2004年3月
永井淳子 粕谷恭子
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