- Small Talkはどこでやりますか。またSmall Talkはどのようにやればいいのですか。
- 主にはPanorama、Listen & Talk、Talk to FriendsといったコーナーでSmall Talkをしていただけます。そして、先生方がSmall Talkしやすいように、教師用指導書には、Small Talk例をご用意しています。
- なぜStepの授業では毎時間パノラマから入るのですか。
- Stepに配当されている6時間を毎回パノラマから入ることによって、何度も繰り返し音声を聞くためです。パノラマは楽しいイラストで多彩な活動ができるので、ウォームアップに最適です。児童は少しずつ聞き取れることが増えていき、力がついていくのを実感することができます。
- STEPの見開きを2時間でやるねらいは何ですか。
- 見開きを2時間扱いとすることで、各コーナーに時間をあけて複数回触れることになります。細切れで何度も触れることによって、児童の慣れ親しみが進み、表現の定着が図れるためです。
- STEPにおける各Partは2時間の配当ですが、その授業の進め方は?
- STEPではそれぞれのコーナーを2時間に分けて、毎時間扱います。一度に集中して取り扱って導入から習熟までを図るのではなく、時差をつくって段階を踏んで何度も触れることで慣れ親しみと定着を図ります。
授業展開例を指導書分冊『解説編』に掲載する予定です。サンプルとして5年Lesson 3のSTEPの各Partの授業展開を紹介します。Part 1のListen & Talkでは、第1時はパノラマ、Spotlightのあと人物/職業当てクイズに答える活動、第2時にはパノラマ、Spotlightのあと、イラストを見ながら人物紹介を聞いて、だれのことが紹介されているのか、番号を書く活動や、クラスの友だち当てクイズをする活動に移ります。Storyは第1時では音声を聞いて概要を捉えるだけですが、第2時では言えるところはいっしょに言う活動をおこないます。Part 2のEnjoy Readingも、2時間に分けて段階を踏んで活動内容が深まるようになっています。
- 歌はありませんか。
- 教科書では明示していませんが、『指導者用デジタル教科書(教材)』や指導書分冊『指導用CD』に、“ABC Song”、“Seven Steps”など、児童が3年生から慣れ親しんだものを中心に入れる予定です。
- JUMPのモデル映像は用意されますか。
- 『指導者用デジタル教科書(教材)』で視聴可能です。現時点ではほかにHOPのモデル動画のほか、Write & SpeakおよびWrite & Talkの発表ややり取りのモデル動画を準備する予定です。
- 評価はいつやりますか。また、どこでやりますか。
- 毎回の授業では児童の様子を観察したりワークシートやふりかえりシートを点検したりして評価できます。各レッスンの最後やJUMPでは児童の発表ややり取りを評価します。そのためのルーブリック(評価規準)も用意します。ほかに音声を使ったペーパーテストも準備します。
- 単元ごと(STEPごと)の指導者からの評価、学習者の振り返りはどのようにおこなうようになっていますか。
- 指導者は、単元ごとの「めざすべき児童の姿」をもとに、形成的評価を中心に学習評価もおこないます。レッスンごとに、児童の変容がわかり評価にも使えるふりかえりシートを準備します。
- 単元ごと(STEPごと)のルーブリックはありますか。
- 大単元としての評価はJUMP(Presentation 1~3)でおこない、ルーブリックも用意します。小単元としは、レッスン(STEP)の最終の活動に「発表」が設定されている場合、ルーブリックを用意する予定です。
- 指導者の評価をサポートするための手立てはありますか。
- 指導書分冊『評価資料集』では評価についての考え方評価のタイミング、評価方法、評価規準、パフォーマンステストのルーブリック、ペーパーテストの例などをご提案します。また、ルーブリック、ペーパーテストの例、ふりかえりシートは指導書分冊『指導用CD-ROM』でテータをご提供します。
- モジュールにも対応しているのでしょうか。
- 対応しています。レッスン(STEP)の各パーツ(Listen & Talk, Story, Chant, Enjoy Reading, Enjoy Listening, Talk to Friends)は、それぞれ15分×2回でできるように設計しています。また、JUMPでは「考えよう」「発表の準備をしよう」などの枠をそれぞれ1時間と想定していますが、各枠内の丸付き数字や「◉」が、それぞれ15分でおこなえるようになっています。
- 2学期制でも対応できるのでしょうか。
- 2学期制であっても長いお休みは1年間に3回ありますので、各大単元は、そのお休みを目安に振り分けていただけます。評価がご心配かと思いますが、JUMPをおこなうタイミングを学期末に後ろ倒ししていただくこともできると思います。もともとJUMPはいくつかのレッスンが終わったあとに、それまでに経験した語句や表現を駆使しておこなう設定ですので、後ろに移してもあまり問題なく活動していただくことが可能です。また、各レッスンの最後の見開きである Write & Speak [Talk] などが技能統合活動になっていますので、ここで評価していただくこともできます。