

読んで、考えて、書いて、また読んで、思考する力と読む力をとことん鍛える!
■資料を自分なりの観点で捉え、読み解き、考え、文章にするまでのステップを実例入りで解説。設定された課題に沿って〔課題の読み方〕、〔考えの広げ方と解説〕、〔「書く」につながる捉え方〕、〔実際に書いてみた例〕などを丁寧に説明。
■「読む」「考える」「書く」を繰り返すことで、日常生活や身のまわりからも課題を見つけて考える力や「読解→熟考→表現」の思考サイクルの確立につながります。
■現代思想の主要なテーマを網羅しているのに加え、身につけた力を振り返るための入試問題例やテーマを掘り下げるためのブックガイドも
付いているので、「現代思想の入門の入門」として読むのも楽しい1冊です。
小池 陽慈 著
2026年10月 発行
定価1,320円(本体1,200円+税10%)
B6 256ページ
ISBN 978-4-385-22737-5
【付属品】
・読み上げ音声(Webサイト)
【指導用データ】 ※ご提供は学校での採用に限ります。
( 原文集Word、紙面PDF、「 課題」別問例など)
はじめに/本書の読み方
第1部 現代思想をふんわりイメージする
01 「絶対的な価値」なんてない?
〔テーマ:イデア、二項対立、ニヒリズム、相対主義〕
02 「論理的に考え、正しく判断する能力」って……?
〔テーマ:理性、感情、理性中心主義、無意識〕
03 「私」=たったひとりのこの私?
〔テーマ:自己、自己実現、自己同一性(アイデンティティ)、自我、関係論〕
04 「人間はすごい!」」……の?
〔テーマ:資本主義、公害、近代(モダン)、人間中心主義、主客二元論〕
第2部 構造主義
05 私の言葉は、私のもの……?
〔テーマ:構造主義、構造、通時態/共時態、統辞/範列、ラング、 ランガージュ、パロール〕
06 言語が異なると、わかりあえないの?
〔テーマ:記号、コード、記号の恣意性、分節、言語相対論、差異の体系〕
第3部 展開する構造主義
07 権力のなかの私/私のなかの権力
〔テーマ:ディスクール(言説)、権力、エピステーメー、遍在する権力〕
08 さようなら作者。さようなら、たった一つの意味
〔テーマ:記号論、テクスト論、作者の意図、読者、引用の織物、痕跡〕
第4部 ポスト構造主義
09 現われそこない続ける、ということ
〔テーマ:ポスト構造主義、パロール/エクリチュール、脱構築、差延〕
10 脱構築は倫理です
〔テーマ:フェミニズム、男女二元論、倫理、LGBTQ+〕
ブックリスト/キーワード索引
各章には課題が用意されています。すべて論述問題です。
その先の「思考の展開例」で論点の導き出し方を学び、「解説講義」で理解を深め、「書いてみよう」の解答例を読みこんでください。 その上で、自分なりに思考して実際に書いてみることをおすすめします。 もし答案の作成が厳しいなら、それは後日に残しても構いません。 それでもきっと、皆さんの〈考える力〉は鍛えられているはずです。 そして、「読んでみよう」へと進みましょう。 すべて実際に入試問題に出題された、現代思想的な観点やテーマを扱った文章です。 このとき皆さんは、「考える力、書く力を鍛えることは、すなわち読む力を鍛えることでもあったのだ」と実感するはずです。 (本書「はじめに」より)