三省堂 発行書籍
敬語のお辞典

「お」がつくのか「ご」がつくのか迷ったことはありませんか? 約5千の敬語の会話例を340の場面別・意味別に分類。豊富なバリエーションからぴったりした表現を探してください。漢字は全部 ふりがなつき。日本語学習者にもバリアフリー。

  • 坂本 達・西方草志
  • 2009年 8月 2日 発行
  • 定価 1,500円+税
  • 四六判  416頁  ISBNコード 978-4-385-36425-4

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著者紹介

目次

本書の構成と特色

約5000例の敬語の会話集です。340に分類してあります。

●可愛い猫のイラスト入り。気楽に読める敬語の本です。

●1ページ単位で分類しました。その中に一つでも知っている言葉《使い慣れた言葉》があれば、その言葉を手がかりにして、周辺の言葉を眺めて語彙を広げてほしい、そういう想いから、このように分類しました。

 敬語の基本は柔らかい言葉かけです。会話の糸口、コミュニケーションの始まり。

「出会い頭にぱっと交わす言葉かけの技」とも言えます。

 このスキルに不慣れだと感じて、人とのコミュニケーションを苦手に思っている若い人に、もっと自信をもってほしいと思って、一種の「若者応援グッズ」のつもりで作りました。

 「あっ、これ知ってるわ。こういう言い方でいいのね。簡単じゃない」「ふうん、こんな言葉もあるのね」「これ、どこかで聞いたことがあったわ」と意識できたら十分。たくさんたくさん会話例を読むと(敬語の海にどっぷりつかる)自然とルールは見えてきます。


●[自]とある見出し語は、自分の行為に「御」をつけて、相手に対する敬意を表すことができる語です。「自分の行為には御はつけられない」と誤解している人も多いので、あえて、この[自]という表示をつけました。


●初めての「引ける敬語辞典」です。

 巻末索引(60頁)は敬語と普通の語の両方から引けます。

 会話言葉は、書き言葉とちがって辞書になかなか載りません。

「お」「ご」がついた形、たとえば「ご自愛」という言葉があっても「ごじあい」の形で引ける辞書がない、それがこの企画のスタートでした。

 この本の巻末索引は「ごじあい」からも「じあい」からも両方から引けます。

ご挨拶

この本は、若い人たちに、敬語をもっと身近なものに感じて欲しい、という思いから編んだものです。
 敬語を含む会話例約五千を、キーワード(敬語以外の語も含む)を見出しに立てて、意味別・場面別に一ページ単位で並べました。
「こんな気持ちを相手に伝えたいのだけれど、どう表現したらいいのだろう」と思った時に、気に入った言葉を見つけて、アレンジして使ってください。

 私たちは二人とも、学校で敬語を特に勉強した憶えはありません。
「ほーっ。なかなかしゃれた言葉を知ってるね」と感心されたり、思い切って使ってみたら「ん?」と首を傾げられて恥ずかしい思いをしたり…。
 敬語とは、そうした実際の経験から身につけていくものだと思っています。つまり「慣れる」こと が大切。そう考えて、たくさんの会話例を盛り込みました。

 私たちは、コピーライターとして四十年以上、言葉で商いをしてきました。その経験を元に、会話例はできるだけシンプルに一息で読める長さにしました。時には主語も省き、会話の中でその言葉が使われる場面や、使う人の雰囲気が伝わるように工夫しましたので、時には声に出して読んでみてください。

 書名を『敬語のお辞典』としたように、本書がこだわったのは「御」です。
 衣食住や人称、時代劇や幼児語まで、「御」のつく言葉には温もりが感じられ、人々がどんな物に愛着をもって生活してきたかが伝わってきます。

「御」は自分の行為につけて相手に対する敬意を表すこともできます。「何々させていただきます」と言う代わりに「お送りします」「ご紹介します」と言えば、短くすっきり表現できます(見出しに[自]と表示した語が該当します)。

 ある言葉に御がつくのか御がつくのか知りたい時は、巻末索引を引いてください。この索引は敬語からも、元の普通語からも引けます。

「御」の字にはいろいろな読み方がありますが(御祭り、御希望、御仏など)、読み方の区別がつくように、本書ではひらがなで表記しました。また、日本語学習者にも読めるように、全ての漢字にふりがなを付けました。
 この本が、皆さんの暮らしに少しでもお役に立てたら幸いです。


編著者 坂本 達・西方草志

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