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特色
- 入試データをもとにした2000語の基本演習
- 大学入試の頻度順に書き取り1500語、読み取り500語で基本的な演習、さらに同音(訓)異義語250語・四字熟語200語・慣用句など200語の書き取り、入試実戦問題としてセンター試験と国公立大二次・私大入試各6回分を掲載した、本格的な大学入試用漢字問題集です。
- 携帯に便利なB6変型版
- 間違えやすい漢字の例示
- 語彙力をつけるためのさまざまな工夫
- 読み取りと書き取りの総復習ができる索引
- 古語の読み問題も収録
※30冊以上のご採用校には、テスト問題自動作成プログラムCD-ROMを進呈。

はしがき
漢字は覚えるのが大変だ、という声が多く聞かれます。英語のアルファベットのように、日本語の文字が平仮名だけだったらどんなに楽かと思った経験がある人も多いことでしょう。
薄田泣菫の随筆集『茶話』に、近松門左衛門が句読点の大切さを理解しない珠数屋をやり込める話が載っています。近松は「ふたえにまげてくびにかけるようなじゅず」と平仮名書きで注文し、独り合点して首に懸ける数珠を持参した数珠屋を「注文したのは手首に懸ける数珠だ。だから句読点が必要なんだ」と戒めたといいます。
この話は「句読点」の大切さを説いたものですが、「二重に曲げ手首に懸けるような数珠」とすれば誤解の余地がないように、この話は漢字の大切さにも通じています。日本語の表記は漢字と仮名を用いる漢字仮名混じり文です。これによって単語の切れ目がはっきりして読みやすく、また表意文字である漢字を用いることで文意をはやく把握することができます。漢字習得が大変なのは確かですが、こうした漢字のプラス面にも目を向けたいものです。
本書では、大学をめざす皆さんがより効率的に漢字を学べるように、入試に出題されやすい漢字・語句を頻度順に並べています。出題漢字・語句には意味をつけ、その都度意味の確認ができるようにしました。書き取り・読み取り問題には対義語や類義語のほか、関連する熟語、理解と記憶に役立つ知識も示してあります。これによって漢字や語句を正確に覚えることはもちろん、総合的な語彙力を身につけることができます。
本書が皆さんの受験勉強の役に立ち、さらには幅広い語彙力を身につける一助となれば幸いです。
著者一同

目次
はしがき
目次
本書の特色と利用法
1章 入試頻出漢字2000の書き取り・読み取り
書き取りランクA 500
書き取りランクB 500
書き取りランクC 500
読み取りランクA 250
読み取りランクB 250
2章 さまざまな書き取り
同音(訓)異義語 250
四字熟語 200
慣用句など 200
3章 入試問題
センター試験 360
国公立大二次・私立大入試 142題
コラム1 方位・方角・時刻・季節などに関係する難読語
旧国名・地名の難読語
コラム2 文学史に出てくる作品等の難読語
索引
四字熟語の索引
慣用句などの索引 |