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高校古文学習に必要な入試対応の350語を精選。三省堂版古語辞典収録の語彙・用例・解説を活用し編集。基本語(105語)・必修語(110語)・重要語(135語)の3ステップ。理解しやすいゆるやかなグループ分けで単語をかたまりとして把握。全語彙の例文を下段に示した。見やすく使いやすい見開き構成、2色刷・2段組の紙面。30冊以上の採用校には、テスト問題自動作成プログラムCD-ROM、確認テストペーパー(27回)を進呈。

●はじめに
古文読解のためには、古文の世界に対する興味を深めながら、文法や単語を習得していくことが必要です。その際、単語をただ独立した形で暗記していくのではなく、単語どうしを有機的に関連づけながら例文とともに学習していくのが効果的です。したがって、機械的に五十音順や品詞別に学習していくのではなく、最初は基本語を中心とした重要頻出語から順に学習していき、しかも、理解しやすいゆるやかなグループ分けで単語をかたまりとして把握していくというステップが、単語習得の早道といえます。
本書は、古文の総合的な読解力を高めることを目的とした、より効果的な単語学習を可能にした古文単語集です。高等学校での授業や大学入試への対応をじゅうぶんに配慮して編まれています。とくに、各単語の例文として教科書掲載作品や大学入試頻出作品を問題形式で積極的に掲げ、三省堂刊行の古語辞典にある解説や例文を活用して編集しました。
本書を活用することによって、ゆたかな古文の世界を知り、入試にも役立てていただければと切に願います。
三省堂編修所

●本書の構成
全体は、3つのステップ全350語の見出し語で構成されています。この見出し語に加え、関連語260語、そして古典常識語190語、合計800語を習得することができます。
■ステップ1(105語)=基本語 基本的で頻度の高いもの。
■ステップ2(110語)=必修語 高校古文学習の上で必ず覚えておきたいもの。
■ステップ3(135語)=重要語 ステップ1・2以外で大学入試に頻出するもの。
○本編の構成 見開き2ページに2〜4語の見出し語を上段に掲げ解説し、下段ではその例文を問題形式で示しました(解答は下段欄外)。ステップ1・2では、単語をゆるやかなグループ分けにし、右ページの柱にそれを示しました。見出し語には1〜350の番号をふり、その番号を上段の関連語や下段例文などに対応させて表示しました。各見出し語には、チェック欄、番号、漢字表記、品詞・活用、古今異義語・同音異義語マーク、語彙、解説、関連語、類義語、対義語、敬意の高さを示しました。なお、上段の語彙番号と下段の例文番号を対応させました。
○チェックテスト 見出し語23語程度のまとまりごとに、確認および補充としてのチェックテストを用意しました。全15回。
○読解のページ 各ステップ末に、ある程度まとまった文章を掲載しました。ここでは既習単語を著名出典を用いて確認できるようにしました。全12文。
○コラム 要所要所に補充・広がりのためのコラム欄を設けました。
○付録 古典常識語・助詞分類表・助動詞活用表・各解答解説を掲載しました。
○索引 本書収録の単語を、歴史的仮名遣いで配列しました。

●目 次
ステップ1 105語
□チェックテスト1 (1〜23)
□チェックテスト2 (24〜46)
□チェックテスト3 (47〜65)
□チェックテスト4 (66〜85)
□チェックテスト5 (86〜105)
□読解のページ(大和物語・伊勢物語・土佐日記・竹取物語)
ステップ2 110語
□チェックテスト6 (106〜127)
□チェックテスト7 (128〜149)
□チェックテスト8 (150〜172)
□チェックテスト9 (173〜193)
□チェックテスト10 (194〜215)
□読解のページ(方丈記・更級日記・平家物語・徒然草)
ステップ3 135語
□チェックテスト11 (216〜241)
□チェックテスト12 (242〜270)
□チェックテスト13 (271〜294)
□チェックテスト14 (295〜320)
□チェックテスト15 (321〜350)
□読解のページ(枕草子・紫式部日記・大鏡・源氏物語)
古典常識語
助詞分類表
助動詞活用表
チェックテスト 解答・解説
読解のページ 現代語訳と作品解説
索引 |