   |
*「サンプルページ」は画像ファイルで別画面に表示します。 |
特色
- 改定常用漢字に対応し、高校までに学習する全ての常用漢字2136字に ついて、コンパクトに学習できる書き込み式問題集です。
- 漢字の配列は「日本漢字能力検定」に対応し、対象級7〜2級を表示(10〜8 級は7級の第1回〜第13回で学習)。改定常用漢字で新たに加わった196字 は2級にまとめています。
- 見開き2ページの右ページに漢字表(読み・部首・総画数・筆順・用例)と読み問題、左ページに書き取り問題 を配置。書き取り問題の解答を下欄に配置することで、見開き2ページで1回分の学習を完結できます。
- 豊富なコラムで、漢字に関する知識と興味が広がります。
- 総合・まとめ問題では様々な問題形式により、漢字検定に対応するだけでなく、大学入試にも対応できる基礎的 な学力を養えます。
※30冊以上のご採用校には、テスト問題自動作成プログラムCD-ROM、コピー用テスト問題(28回)を進呈。

はしがき
平安時代は、紫式部をはじめ女流文学の花ざかりでした。どうして女性が傑作を書いたのでしょうか。男性は何をしていたのでしょうか。
どうも男性は漢文という外国語作文にかかずらっていたのに対して、女性はこの時代に使われだした一字一音節の仮名を使って、実際に話していた当時のことばに基づいた自由な文を書いたからだと言われています。
思ったことが自由に書けるというのが一番いいのですが、この時代以後、特に明治になってから和製も含めた漢語が大変多く日本語の中で使われるようになりました。これはもう日本語そのもので、漢字を使った漢語は日本語の中で大きな地位を占めています。
また、仮名を覚えれば思ったとおりの作文が書ける日本の小学校低学年生の作品は、世界のトップレベルにあると言います。ところが、年齢とともに他の国の子どもの作文に追いつかれるのは、語によっては漢字で書かないと能力や教養を疑われることになって、使いたい語も使えない不自由さのためです。
このような漢字の圧力は、今われわれは否定できないし改めることもできません。とするならば、こういう漢字を使いこなす努力をして克服すべきです。これによって自由に読め、自由に思うところを書ける能力を獲得するようにすべきでしょう。
この『高校漢字の総練習』はそういう考えから、高校生以上の皆さんに漢字の力を大いにつけてもらいたいと、多くのこの面の専門家の力を集めて作りました。
皆さんも、この本によって基礎的な漢字の読み書き能力を身につけ、何でも読み取り、自由に思ったことが表現できるようになってください。できたら(財)日本漢字能力検定協会による検定試験に挑戦されることを希望いたします。
野元菊雄

<もくじ
はしがき
本書の特色と利用法
もくじ
「漢字検定」のあらまし
[漢字表と問題]
漢字検定7級範囲 第1回〜第19回 (小4までの学習漢字640字)
漢字検定6級範囲 第20回〜第25回 (小5の学習漢字185字)
漢字検定5級範囲 第26回〜第30回 (小6の学習漢字181字)
漢字検定4級範囲 第31回〜第39回 (常用漢字316字)
漢字検定3級範囲 第40回〜第47回 (常用漢字285字)
漢字検定準2級範囲 第48回〜第57回 (常用漢字333字)
漢字検定2級範囲 第58回〜第63回 (常用漢字196字)
明朝体と筆写の楷書との関係
[総合・まとめ問題]
筆順の原則
送り仮名の付け方
熟語の読み方・組み立て方
常用漢字表[付表]
同音異義
同訓異字
三字熟語
四字熟語
慣用句
故事成語
類義語
対義語
間違えやすい漢字
誤って書きやすい字
難読語の読み取り
主要部首一覧
人名用漢字
コラム一覧
漢字とは
表意文字
表音文字
アルファベット
甲骨文字
漢字の使用地域
六書(りくしょ)
象形
指事
会意
形声
転注
仮借(かしゃ)
象形文字
音
訓
中国での音
日本語の訓
熟字訓
正書法
呉音
漢音
唐音
漢の意味
国字
国字の読み
真名
仮名
片仮名
平仮名
万葉仮名
偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)
偏
旁
冠
脚
繞(にょう)
垂
構
筆順
楷書
行書
草書
隷書(れいしょ)
篆書(てんしょ)
金文
変体仮名
音のない漢字
音らしくない音
子(シ)
画数
康熙字典(こうきじてん)
簡体字
簡体字と常用漢字
漢字文化圏
画数の多少
慣用音
常用漢字から除かれた漢字
常用漢字に加わった漢字
許容字体
故事成語
漢字かどうか
蒼頡(そうけつ)
|