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過去問を教科書の配列順に構成し、基礎的な問題から本格的な問題まで出題頻度別に網羅。地図や表を豊富に挿入し、理解が多面的に深まるように工夫。受験生だけでなく、高校生の日々の学習に最適な一問一答集。
●本書の特色
『一問一答』問題集といっても、たくさんあります。
では、受験生にとって最強の『一問一答』問題集とはどのようなモノでしょうか?
@過去の入試問題から抜粋した!
→ 入試直結! そのまま出るので即効性がある!
Aちょっと気になる用語にはしっかりと解説がついた!
→ 定期テストの範囲にあっていて、使いやすい!
B近年頻出化している地図問題に対応した!
→ 世界史の弱点である“ 広さ” を、目でみながら暗記できる!
C『一問一答』で覚えたモノを体系的に表や図でまとめた!
→ 文章ではなく、コンパクトにまとめてあるので、整理しやすい!
Dセンター対策も意識、センターからの抜粋を多くした!
→ センター対策はもちろん、基礎レベルだけを確認したい時にも使える!
E通史学習で漏れやすいセンター頻出分野を掲載した!
→ センターで出題される特殊テーマに対応できる!
F基礎用語と頻出用語が色分けされている!
→ ほかの用語を覚えながら、同じ文章で必要用語・頻出用語も覚えられる!
Gレベル別・目的別にマークが付いている!
→ 段階的にレベルアップできるとともに、志望校にあわせて問題を選べる!
H単元内を細かく分けて、397 のパターンで整理した!
→ 苦手な分野・単元をしぼって、徹底的に覚え込むことができる!
I頻出「戦後史」を充実化、地域・テーマ別に整理した!
→ 高校では軽くしか扱えていない「戦後史」の基礎をマスターできる!

●はしがき
『一問一答』なんてやる必要はない!
この言葉に踊らされて、『一問一答』を軽んじ、「流れが分からない」「点が取れない」と、世界史に不満を口にする受験生がいます。なにか根本が間違っていることに気づいて下さい。
英語が得意な受験生が英単語暗記に時間をかけることはありません。それは基礎的な英単語を知っているからです。しかし、英語ができる人が「英単語なんて覚えなていい……」を英語が苦手な人に言ったら、その人の英文法も英文解釈も英作文も、べて終わってしまうでしょうね。
世界史も同じです。流れを理解するにも、正誤問題を解くにも、論述を書くにしても、歴史用語や歴史上の人物を知らないのに、できるわけもありません。「『一問一答』なんてやる必要はない!」はある段階を越えられた受験生に当てはまる言葉であって、定期テストや基礎力アップには、“暴言”としかいえないのです。
私の入試問題についての20年以上にわたる研究や、数多くの成績が伸びた教え子たちの声をまとめ合わせたのが次の3つです。
@ 全入試問題の50%が“空所補充問題”です。とくに中堅レベルの私立大学〜高校の定期テストでは80%近くが“空所補充問題”です。
A ほとんどの大学の合格実質最低ラインは70%(大学・学部や年度によって、多少変化しますが)ですので、@を考慮すれば、“空所補充問題”を確実に取れれば、世界史としての合格ラインは越えます。
B 文章選択・正誤問題・論述問題について、成績が伸びた教え子たちがよくこんなことを言っていました。
「結局は、知識量がモノを言うよね。いずれにしても、文章中の用語がキーになっていることがほとんどだし、論述問題にいたっては、単語を知らなきゃ、まったく手が付かないしなあ……」。
結論をいえば、すべての出題方法の基礎に「用語知識」があり、それを増やす方法として、最初に、“空所補充”的な学習は必要なのです。
さあ、本書を友にして下さい。そして、世界史受験の勝利者になりましょう!
最後に、本書で受験を勝ち取り、もし私の名前を覚えてくれていたならば、本書を手に『これで合格しました!』と会いに来ていただければ、私にとって、最高の喜びであります。君の『この言葉』と『喜びの笑顔』を待ちのぞんでいます。
本書作成にあたって、我が編集スタッフであり、世界史講師をめざす田巻慶くん(東京学芸大学大学院生)に心から感謝する次第であります。
2014 年盛夏
佐藤 幸夫
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