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世界史の整理

岡田 功 著

定価 本体1,300円+税
仕様 A5判 416ページ
ISBN 978-4-385-23604-9
発行年 2010年9月10日 発行

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まえがきサンプルページ
*「サンプルページ」は画像ファイルで別画面に表示します。

<本書の特色>

  • 配列構成はもっともポピュラーな世界史教科書にそろえています。
  • 本書は、左ページを本文・注、右ページを地図や表・イラストという構成をとり、世界史の流れがよりいっそう分かりやすくつかめるよう工夫しています。
  • 左ページでは、世界史の流れやつながりといった幹をつくることに重点をおき、文章はポイントとポイントとのつながりがよく分かるものにしています。
  • 右ページでは、分類と整理にポイントをしぼり、左ページの本文に対応した、地図・年表・表組・イラストなどで図解し、右ページだけからでも歴史の流れがわかるようになっています。

<掲載用語>
 基礎学力が問われるセンター試験頻出問題については、必須用語をすべて太字で示しています。さらに、受験に必要な用語を網羅していますので、センター試験だけでなく、私立大学受験に十分対応できます。

●まえがき

 現代世界は、国際化や情報化、経済のグローバル化などがからみあっており、サブプライム・ローンをきっかけに世界的な金融危機が起きたように、ある出来事一つをとっても、さまざまな分野が関連しあって、地球レベルでいっきに問題が展開していきます。オゾン層の破壊や温室効果ガスの多量化による地球温暖化にみられるような環境問題は、地球自体に直接かかわり、いまや、その解決が急務になっています。

 その一方、冷戦終了後、あらたに地域紛争が起こり、民族問題が表面化し、その他、宗教問題・人種問題、核廃棄物処理を含めたエネルギー問題など、すべて地球レベルで考えなければならないものばかりです。

 こうした現代世界の諸問題は、みな過去と切り離れた無関係なものとして生じたわけではけっしてなく、すべて過去から引き継がれてきたものばかりです。しかもこれらは、もはや身近に迫っている問題であり、われわれ一人ひとりが避けて通れず、自分自身の問題として考えなければならなくなっています。過去を知り、未来を考えることも世界史学習の一つといえましょう。

 これからは世界を意識し、自らが主体者となって、世界の人々と手をたずさえて諸問題の解決をはからねばなりません。

 また、インターネットの普及により、地球上の距離がどんどん短縮化するなかで、たがいの文化・慣習・伝統等を理解しあう必要がますます高まってきています。そのためにも、世界のことを歴史的にも、文化的にもよく知り、たがいの立場を認めあう必要があります。ここに世界史学習の意味の一つがあるといってよいでしょう。

 現在、世界史は高等学校の必修科目として学習しなければなりませんが、押しつけられたものだと思わずに、いままで述べた点を理解し、かつ、解決するための一助となるのだと、前向きにとらえていただきたい。

 そうはいっても、初めて世界史を学習する高校生の皆さんにとっては、事件や戦争、人物、それに年号の暗記科目だと思いがちでしょう。たしかに各地域の動きや特徴、基本的な事件・人物・事象や時代の特色を覚えなければなりません。しかし、ただ丸暗記というのではなく、人類史を勉強するのだと大きくみて、世界史の流れ、時代の枠組みやたがいの関連を把握すれば、案外理解は早く進みます。流れやつながりを理解するなかで、各事件や人物などを位置づけていくとよいでしょう。

 世界史の入試問題のなかには、「空欄補充問題」「正誤問題」「文章選択問題」「論述問題」などがありますが、その約5割が「空欄補充問題」で、私立の中堅大学では7割近くを「空欄補充問題」が占めています。

 したがって、結局、歴史用語の暗記がイメージされがちですが、ただの丸暗記はやめて、時代の流れのなかで大きく歴史上変化したところ、後世に多大な影響を与えていく問題などを中心に関連づけて理解してみましょう。

 本書の特色としては、全体的に、興味をもって、世界史の流れが分かりやすくつかめるよう配慮しました。とくに文章の理解だけでなく、文章に対応した見開きの地図や図解をもうけ、図解をみただけでも、歴史の展開がわかるようになっています。この図解を使い、自分でさらに工夫した、自分にとってよくわかる図解をつくってみるのもよいでしょう。

 さらに、人物や事件・事象等をたがいの関連を直接理解できるように、本文各所に「→○○ページ」と参照ページを入れているので、かならずそれを参考にして、ページが離れていても、人物や事件・事象等を連結させて、それぞれの関連をみながら、歴史展開を理解してください。

 また、大学入試センター試験を含め、私立大学受験に十分対応できるよう必要事項はすべて取り上げてあります。基礎学力が問われる大学入試センター試験では、世界史として、きまってよく問われる問題も多くあります。それらも含め、基本となる用語を青色で示しました。ページの下には、適宜、本文のことがらを補助するための注を入れ、必要な説明を加えました。

 なお近年、各大学で近現代史が多く出題されつつある現状をもふまえて、近現代史はとくに丁寧に記述しています。

 以上の点を考慮し、本書をうまく活用し、学習効果の上がることを願っています。

岡田 功

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