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中学校・高校英語 段階的スピーキング活動42

ELEC同友会英語教育学会実践研究部会 編著

本体2,300円+税 B5判 208ページ
ISBN:978-4-385-36355-4

「スピーチ」「レポーティング」「ディベート」など、スピーキング活動についての指導技術や42の事例を紹介。中学から高校までを見据えた計画のもと、既習の知識を活用して「話す」力を育む授業ができる。

編著者紹介  目次  まえがき(本文より)

編著者紹介

 本多敏幸[代表者]  千代田区立九段中等教育学校教諭
 明石達彦  千代田区立九段中等教育学校教諭
 石井亨  江東区立深川第八中学校教諭
 伊地知義信  豊島区立西池袋中学校教諭
 金枝岳晴  東京学芸大学附属竹早中学校教諭
 小林順子  聖徳大学附属聖徳中学校・高等学校教諭
 齊藤澄江  埼玉県立不動岡誠和高等学校教諭
 佐藤俊文  十文字中学・高等学校教諭
 渓内明   足立区立第十中学校教諭
 牧野彰宏  世田谷区立芦花中学校教諭
 三浦幸子  都留文科大学非常勤講師
 宮ア太樹  稲城市立第一中学校教諭
 望月尚子  都立小石川中等教育学校教諭
 米村珠子  都立飛鳥高等学校教諭

 ELEC同友会英語教育学会について(本文より)

 ELEC同友会英語教育学会は、現職教員や教員志望の学生の英語指導法の研究と実践をおもな目的とする学会です。ELEC(財団法人英語教育協議会The English Language Education Council、 Inc.)によって1957年に始められたSummer Programに参加した受講生が、その後の研究と実践の交流を目的に集まってできたものが母体となっています。そして、ELECとともに、夏のSummer Program、秋のELEC英語教育研究大会の運営などを中心に活動してきました。
 1995年、諸事情によりELEC同友会はELECから独立することになりました。英語教育研究大会については、名称を「ELEC同友会英語教育研究大会」とし、同年にスタートさせました。またSummer Programについても、1999年に「ELEC同友会サマーワークショップ」として復活させました。
 2003年、会の名称を「ELEC同友会」から現在の「ELEC同友会英語教育学会」に変更しました。
 現在、8つの研究部会を置き、定期的な研究活動を行っています。また、英語指導理論・指導技術の研究と普及のために、各研究部会による定例研究会、「教科書著者による中・高教科書指導法ワークショップ」、「サマーワークショップ」、「ELEC同友会英語教育学会研究大会」などを開催しています。また、各研究部会の活動や各行事の様子を知らせる『ニューズレター』を年3回発行しています。

 おもな年間行事

1.サマーワークショップ(8月)
  現職教員や教職志望の学生を対象とした3日間のワークショップです。毎年50名ほどの受講者が、指導技術の向上を目的に模擬授業(プラクティス・ティーチング)を行っています。
2.研究大会(11月)
  ELEC同友会英語教育学会の1番大きな行事です。毎年500名を超える参加者があり、ビデオによる研究授業、講演、各研究部会の発表を通して、英語教育に関する提案を数多く行っています。
3.教科書著者による中・高教科書指導法ワークショップ(3月)
  文部科学省検定教科書の著者によるワークショップです。毎年200名ほどの参加者があり、教科書の指導法、最新の実践や指導技術を学ぶ会となっています。

 研究部会

@ ビデオによる授業研究部会
A リーディング研究部会
B 実践研究部会
C ライティング研究部会
D テスト研究部会
E オーラルアプローチ研究部会
F 音声指導研究部会
G 語彙指導研究部会

 主な著作

『ニューズレター』[年3回]
『ELEC同友会英語教育学会研究大会要項』[年1回]
『研究紀要』[隔年]
『Inside the Dictionaries英語辞書活用ノート』(数研出版)
『アクティブスピーチ』(クリエイティヴ・コア)
[平成13年度語学教育研究所「外国語教育研究奨励賞」受賞]
『歌で音読DVD』(クリエイティヴ・コア)
『声に出すリスニングトレーニングCD』(クリエイティヴ・コア)
「授業のここにフォーカス」『英語教育』(大修館書店)[2006年4月〜2008年3月]

 ホームページ  http://www.geocities.jp/elec_friendship/


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目次

 まえがき
 研究の軌跡
 本書の活用方法
 第2部「活動編」の項目について
 中・高6年間のコミュニケーション活動計画

 第1部

1 ペア、グループ編成
2 スピーチにおける話し手への指導
3 スピーチにおける聞き手への指導
4 スピーチの原稿指導1
5 スピーチの原稿指導2
6 スピーチの原稿指導3
7 レポーティングの指導
8 指導したい会話技術一覧
9 ディベート
10 ディスカッション
11 視聴覚機器の利用

 第2部

1 自分の気分・体調を述べよう
2 好き嫌いの程度を述べよう
3 自己紹介をしよう
4 1文加えて答えよう
5 私の好きな有名人
6 相手に質問しよう
7 10文ちょうどで自己紹介
8 はじめてのチャット
9 相づちをうとう
10 レポーティング1
11 身近な人を紹介しよう
12 ある日の出来事
13 理由を述べよう1
14 One Minute Chat
15 夏休みの思い出
16 意見を述べよう
17 レポーティング2
18 理由を述べよう2
19 目的を述べよう
20 10年後の私
21 My Treasure
22 さまざまな会話技術を使おう
23 Survey & Report
24 30秒コマーシャル
25 レポーティング3
26 ミニ・ディベートをしよう
27 Speeches & Comments
28 友人紹介
29 One Minute Radio Program
30 Chain Talk
31 Chalk Debate
32 多人数でのチャット
33 ディスカッション1
34 My 〜
35 My Dream
36 Ping Pong Debate
37 Balloon Debate
38 立論スピーチ
39 Research & Report
40 フォーマル・ディベート
41 ディスカッション2
42 My Opinion

 引用文献・参考文献
 ELEC同友会英語教育学会について


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まえがき

 英語学習において、話すことの指導が大切であることは誰もが認めるところです。しかし、実際に授業で行われている活動は、特定の文法事項の習得を目的としたドリル的なものが多いのが現状のようです。ドリル的な活動は話すことの基礎・基本の力をつけるためには必要ですが、それだけでは十分に話せるようにはなりません。既習の知識を必要に応じて使いこなす運用力(活用力)をつけることが求められています。

  本書は、特定の文法事項を定着させるためのスピーキング活動を紹介したものではなく、身につけた基礎・基本を活用する力を育てるための活動を紹介したものです。

  私たちは中学校や高等学校のスピーキング活動のゴールとして、次のような総合的な力を考えています。
 ・自分の意見・考え・感想を言える
 ・会話を継続できる
 ・論理的に話ができる
 ・話題に関連する質問やその応答ができる
 ・自分のもっている情報を第三者に伝えることができる

これらの力をつけるために、第1部の「技術・理論編」では、スピーキング活動に関するさまざまな指導技術や理論、実践を、第2部の「活動編」では、中学1年生から高校3年生において段階的に行うとよい42の活動を紹介しています。

  これらの活動や技術は、ELEC同友会英語教育学会実践研究部会が毎月行っている部会で紹介されたり、開発されたりしたものです。1997年より10年間、約100回の部会で研究されてきた成果を本書にまとめました。

  本書は、スピーキング活動の指導手順を教師経験の浅い先生方にもわかりやすく紹介しています。どうか、生徒のもつ能力や個性が伸びますよう、本書の活用をお願い申し上げます。

  最後に、この10年間で実践研究部会に参加された60名の先生方に深く感謝申し上げます。

2008年3月吉日
ELEC同友会英語教育学会
実践研究部会部員一同



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